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好みの変化は成長した証

小さい頃大好きだったものの一つに、『五星戦隊ダイレンジャー』がある。正確には”今も”大好きなのだが、リアルタイムで観ていた世代だけあって思い入れは強い。ダイレンジャーについて語るだけで10万字は下らないのだが、読者がドン引きするのが目に見えているので割愛する。

ダイレンジャーをはじめとするスーパー戦隊シリーズ(いわゆる戦隊モノ)は、大体レッド(赤)が好きだった。”レッド=リーダー(主役中の主役)”というイメージは世の中的にも強いだろうし、実際レッドの優遇ぶりは過去の作品を観ても明白だ。

ところが、大人になって何度か見返したときに、自分の好みの変化に気づいた。
グリーン(緑)が魅力的に映っていたのだ。

☆ダイレンジャーのメンバー紹介(ざっくり)☆

・レッド:23歳男。中華料理店のコック見習い。日本一の餃子を作ることが夢。熱血さと真面目さのバランスが良い。マッチョ。

・グリーン:24歳男。ペットショップ店員。普段はクールで物静か。生きとし生けるものすべてを愛する優しい心の持ち主。

・ブルー:19歳男。元暴走族の駆け出しボクサー。見た目は昭和のヤンキー。お人好しで単純だが、漢気あふれる性格。

・イエロー:20歳男。カリスマ美容師。キザな気取り屋で、おしゃれなスーツをよく着ている。敬語で話すことが多い。

・ピンク:18歳女。中国人の大学生(留学生)。真面目で優しい紅一点。劇中でアイドルデビューをしたことがある。

・ホワイト:9歳男(途中で10歳になる)。追加戦士。設定年齢がスーパー戦隊シリーズ最年少。いたずら好きなセクハラ常習犯。物語の鍵を握りまくっている。

ちゃんと読まなくていいです

基本的に熱血漢なレッドとは裏腹に、グリーンは冷静で思慮深い性格。しかし、すべての命を大切にする優しさがあり、体を張って助けようとする描写も多い。また、敵の卑劣な言動に激しく怒りを表すなど、熱いハートも持ち合わせている。
一方で、酔っぱらうと笑い上戸になるといったコミカルな姿を見せてくれることもあり、非常に人間味のあるキャラクターなのだ。

もちろんレッドやほかのメンバーもそれぞれ魅力的なキャラクターであり、メンバー毎のエピソードが充実しているのもダイレンジャーの醍醐味である。


何が言いたいかというと、レッドからグリーンへ好みが変化したということは、僕自身の変化、つまり成長ゆえではないだろうか。
幼少時は単純にカッコいいレッドに目が行ったが、大人になって見方が変わりグリーンの良さに気づいた。ヒーローとしての魅力はもちろん、グリーンの人間としての魅力に惹かれたというわけだ。

このような好みの変化は、ほかにもいろいろあるだろう。苦手だった食べ物が好きになったり、女性のタイプも20代の頃から微妙に変化したりしている。僕もただ年を取っただけでなく、さまざまな経験を通して多少なり成長しているのだ。

自分の成長に気づくことは難しいのかもしれない。しかし、いろいろなものに目を向けると、意外なところに成長の芽があるように思う。その芽を見落とさぬように、今後もアンテナを張り巡らしていきたい。


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