見出し画像

【協力隊日記】現職参加のすすめ

前回の続き。

前の記事で“一般企業からの現職参加”に関してのメリットについて自分名入りに考えました。参加を決断した理由もこれらのアドバンテージが大きいと感じたから。
でも、もちろんデメリットもあります。今回はデメリットについて。

ただ結論として変わらないのはおすすめであるということ。特に海外でのキャリアや今の仕事に対して何か変えたいと思ってる人は大きなチャンスであることには変わりないです。

前の記事は↓

デメリット

● 社内の評価が下がる(上がらない)・昇進が遅れる
 企業が現職参加の制度がある、認めてくれることと推進していることには大きな差があります。同じ能力・結果の2人の社員いてどちらかを氷解しなければいけないとしたら、間違いなく参加をしないで残った社員を推すでしょう。日本の会社の多くはそうありますし、「情」があります(どちらとより働きたいかという面で)。
また、いわゆるJTCの会社は勤務年数で若干給与が上がります。これがストップしてしまうのも給与面で差が出てきます。
だからこそこの期間で必要なスキルを身につけ、示す必要がありますし、身につけられる
さらに言えば、評価してくれる会社いくのも一つの手段だと、大手企業の元お偉いさんもアドバイスしてくれました。

● 会社・上司の理解が必要
 現職参加の一番のデメリットというか障害になるのが、理解が必要だということだと思います。「はい、では来年から行ってきます」とはいかないですからね。僕の上司は幸運なことに応援をしてくれましたが、そうではない人もいるはずです。僕の周りでも、現職参加を相談して折り合いがつかず、結局退社して参加したという人もいましたので。
行きたい理由、目的、その先の計画、あと熱意は示す必要があります。

● 会社に戻らなくてはならない
 JICAにおける現職参加では、「事業参加期間中及び帰国後において継続雇用されるこ とを促進することなどを目的として支給されるもの」として現職参加促進費が企業に支払われます。つまり隊員が戻ることが前提ということ。2年間開発途上国に住んで、国際協力関連の企業で働きたい、大学院に進んでさらに国際開発の知見を深めたいと思っても簡単には辞めることができません。
会社のサポートや上司・同僚の理解があって成り立っていることは考えなくてはならないと僕自身は思います。例えばもしすぐに辞めたら、後輩で参加をしたいと思っているメンバーに負荷をかけることにもなりかねませんし。

↑はネット上でも賛否や色んな意見があります。

●諦めが早い
 
この諦めが早いとは、地域活性や改変にあたって、ここまではできるだろう、ここは厳しいだろうという判断を先にしてしまうということ。もちろん人によりますが、僕が実際に周りと話していて感じたことでもあります。
地域活性化にあたって「地域にはよそ者・若者・バカ者が大切」とよく言われますが、行動より先に考えてしまうという習慣が企業に染まっている場合はついてしまっている場合がありますよね。自分も含めて。
これは前記事ののメリットの中でもあった新卒隊員や社会経験が少ない隊員との比較になります。


● 生活水準が下がる
 
これはデメリットというか、国際協力をするにあたってもしくは開発途上国に住むにあたって仕方ない部分かと思います。このJICA海外協力隊では生活費という手当がもらえますが、基本は現地の人と似たような生活を体験する為にもらえるもの。なので当たり前ですが、決して余裕があったり、趣味や旅行に費やすような余力があったりはないです。
社会人として働いていた時のように、週末は飲みに行って、長期休暇は旅行して、貯金してみたいな生活はもちろん送れないです。逆にこれを楽しめるような人が参加するとGoodだと思います。

結論

現職参加に関して、
結論から言うと、もおすすめ

僕が入社するころは10年3部署のジョブローテーションという人材育成論が流行ってました。協力隊は2年、訓練を合わせても2年半ぐらいです。その一つと考えるのもありかと。

長い人生だし、定年の時期や勤続年数も伸びている中での2年はその価値のチャンスあり。価値をどのくらい見出せるかはその人次第。

挑戦の価値は、結果として何を得られるかだと思いますが
得られるチャンスは多いと思います。人ととは違った価値を見出すチャンスだと思いますし!

We can't change our values. But we will be able to increase our options indefinitely.

以上。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?