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【協力隊日記】協力隊だからって国際協力しなくていい|漫画名言

どーも。南ア在住独身ミドサー男子です。
南アフリカで感じたことや協力隊について思ったことを日記としてまとめています。いつか、誰かのためになりますように。


ついに100記事

ついに100記事目になりました。研修中から日記を書き始めて、在住中は週に1回の投稿。3日坊主の自分がよく続いたと思いますが、任期を終えて振り返った時の思い出になればいいと思っています。
そして残りの任期も6ヶ月をちょうど切ったぐらい・・・

最近気になる、主語が大きい問題。

協力隊の固定観念・先入観

"協力隊"と聞くと、必ず出てくるイメージがアフリカのインフラも整っていないような田舎で、現地の人の為に必死で働く、というものでしょう。もちろん、そのような環境で必死に頑張っている人もいます。
しかし今や21世紀。インターネットが発達し、日々、技術革新とか国際化が進んでいます。
しかし派遣される地域はそれぞれ。セルビアやジョージアといったヨーロッパの国もあります。
つまり、派遣される国や地域によって例えばその国の首都の隊員は想像し易い“the 協力隊”の生活とはまるで異なっています。

そもそも一個人に国際協力ができるのか

そもそも一個人、お金も能力も限られている人間(あえて言えば専門性もスキルもない人間だらけ)に国際協力ができるのか、ということですが、私はYesでもありNoでもあると思います。というか、本気で国際貢献だけを考えたら、専門家を雇うのが間違いないからです。
だから、国際協力という非常に大きな主語の括りでいったらNo。
でも、その一部になっているという意味では、Yes。

協力隊にはどんな人が応募してくるのか

協力隊の同期や経験者の話を聞くと、海外や発展途上国が好き、絶対に協力隊で国際協力がしたい、というような方々をよくみます。
最近気付いたことは、自分はこの類ではないということ。発展途上国のために身を粉にして働くぞ!という気概はないということです。

協力隊だからって国際協力しなくていい

だからって、今すぐ辞めたいとかどうでもよくなったという意味ではありません。海外に住みたいということを叶えてくれた企画だし、南アフリカにとても興味を持っています。今の組織のには感謝でいっぱいです。

「自分のやってることの”意味”を探す必要はない 
やったことの結果が誰かの”意味あること”になればいいんだ」

宇宙兄弟

このセリフが私の気持ちを代弁してくれた気がします。
国際協力なんて大それたことは想像もできないけど、今ここで配属先の働いていること自体が、ほんの少しでも誰かの価値のあることになればいい、と深く考えさせられました。

多くの協力隊隊員がそうであるように、国際協力がしたいから協力隊に応募し、活動する、これはとても良いことだと強く思います。
だけど、協力隊だからって、国際協力がしたくてたまらない・貢献したい、という強い思いをもつ必要は私はないと思います。

自分がこうしているように、海外に行って暮らして、働いてみて、それが誰かの役に立つ、ほんの少しだけ影響を与える、それで十分なのではないのかと、気づきました。

自分を過大評価も過小評価もしない、ただただやりたいと思ったことを実直にやっていける人になりたい。

ここ最近は協力隊の志望人数も減っていると聞きます。そんなに志高くなくても、身構えなくても、気軽でいいのになあと思う今日この頃。
少しでも協力隊志願者が増えればいいのに。。。

それにしても宇宙兄弟は名言が多すぎるな。

以上。

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