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就職先を決める前に知っておくべき1つのこと【注意】

おはようございます。今日はサクッと読めて、ピンポイントで役に立つ内容の執筆に試みたいと思います✍️ 

今日の話は「人間の脳がもたらすキャリアへの影響」についてです。

最近の就活のトレンドは一切把握できていないのですが、大学3年生は就活に向けギアを入れ始め、4年生は来年の就職先を決めた人、まだ悩んでいる人もいるそんな時期でしょうか。

私自身は、就活についてしっかりした準備もせず、GAFAへの転職に繋がったこと以外で、最初の就職先の選択が良かったと思えることは1つもありません。(お世話になった方に感謝はしています。)

しかし、いまだにこの最初の会社を選んだ時の軸で、自分のキャリアというものが方向づけられています。

例えば、
・大企業に行くのは違う気がする
・スタートアップは面白いし成長できる
・当時のIT業界など新興業界は面白いし、将来性がある...など

(本当浅いことしか考えていなかったんだな、と書いていて恥ずかしくなるくらいです...)

「アンカリング」という厄介な脳の働き

アンカリング、あるいはアンカリング効果(Anchoring Effect)という言葉、名前くらいは聞いたことがみなさんあるかと思います。

さまざまな場面出てくるのですが、人間は最初の意思決定にアンカリングされ、その後の意思決定も影響を受けるというのが1つの解釈です。

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特に、就職先や恋人選びなど、重要な意思決定ほどこのアンカリング効果は強く働きます。

すなわち、結果の良し悪しにかかわらず、あなたがどのように最初の就職先を選んだかは今後長きに渡って、あなたのキャリアに影響を持ちます。

同じようなキャリアを歩む人たち

みなさんの周りを見た時に、スタートアップで転職を繰り返している人は、同じようにスタートアップ界隈で企業を転職しているケースが多いと思います。

また、外資系企業でキャリアを積んでいる人は、「外資系」という枠に縛られて転職を繰り返している人が多いですね。

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(当然ながら人の判断軸はもっと多様で、企業規模や、外資 or 日系といったシンプルな軸話だけには収まりませんが)

強く意識しないと次の道は開かない

そんなアンカリングの影響で、多くの人は転職して変化をしている気になっていても、実は最初の意思決定の延長線上にいることがほとんです。

たとえば、私の場合、新興産業やスタートアップへの意識が強すぎて、今後この価値観から出られる気は今のところしていません。

(ちなみに、戦略コンサルティングファームでは、日本の大企業の成熟産業に関わることが多いのですが、私が色々な意味で苦労していたところは容易に想像していただけると思います。)

ここまで読んで、

「それこそが人の価値観、判断軸なんだから、いいじゃないか」

そう思われた方もいらっしゃると思います。

仮に、その方がフェアに判断して意思決定できていれば問題ないと思います。

しかし、ほとんどの人が惰性になりがちです。脳がそういうふうにできているからです。

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例えば、昨日スマートニュースが251億円の大型調達をしたニュースが報道されましたが、その他SmartHRなど大型調達のニュースが増えています。

そんな中、(私にとっては)外資系企業の日本支店で働くより、キャリアでも日系のスタートアップにいった方がオモシロくなるだろう、といった感覚を持ち始めています。

こんな時、「外資系」という決定基準にアンカリングされていると、「面白いタイミング」を逃してしまうかもしれません。

新卒で決める会社は長きにわたり影響する

そんなわけで、みなさんが意思決定して入社する会社、その際の判断軸は長きに渡ってあなたのキャリアに影響してきます。

プレッシャーをかけるわけではありませんが、ぜひ石橋を叩きまくって割ってしまうくらい慎重に色々考えて決めてください。

色々な人に話を聞いてみる、調査する、今考えれば色々できたなと私も思います。

「働いてみなければわからない」「入社して合わなければ辞めればいい」

その時の苦労を、将来に背負わせることを正当化する言葉を脳は喜びます。

思考を停止させて、卒業旅行や残りの学生生活のことだけ考えていたら、短期的には楽しいですからね。

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しかしながら、そんつけはいずれ回ってきます。少なくとも私はそうでした。

以上、大学時代、ろくに将来のことも考えていなかったおじさんからの老婆心アドバイスでした。

今日も1日楽夢への歩み、走りを楽しんでいきましょう✨

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