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New Normal時代の商品開発プロセス〜オープンイノベーションに必要な3つの力〜WAN University #9

▶︎今回学ぶマーケティング用語:「商品開発のプロセス」

今回は、
マーケティングの4つのP
・プロダクト
・プライス
・プレイス
・プロモーション

のうち、
コトラーが 

生活者が抱く意識的・無意識的な欲求を満たす具体的な機能・サービス体験を組み立て、その魅力が高まるように工夫を重ねていくプロセス

と定義する
「プロダクト」に焦点を当てます。

▶商品開発ってそもそも?

ステップは以下の5つです。

①企画・構想
②設計・試作
③検討・決定
④製造
⑤販売

このように、
商品開発とは、
客に提供するまでの
「価値を高める」プロセスだと言えます。

▶︎NewNormal時代の「商品開発」

これまでの講義を受講なさった方や、
レポートを読んでくださった方は、
先ほどのプロセスをみて違和感を覚えたのではないでしょうか?

私は非常に違和感を感じました。

なぜってそれは、
非常に時間がかかるから!!

これまで学んできたように、
現在のマーケットは、非常に動きが速い。

SNSという強烈な存在によって、
消費者の行動は大きく変化しています。

呑気に開発し商品化していては、
出来上がったときには、
「過去のニーズ」にあわせた商品になってしまう
というわけです。

そして、残念ながら、
そのような「上からの」商品企画は、
もう売れません。

だからこそ、
使うべきところではデジタルを活用し、
スピードアップしていく必要があります。

そうすることで、
価値創造へと時間を割くことが
可能になるのです。

▶︎求められる素養①ハッキング力

では、デジタルとアナログを使い分けるには、
どのようにすればよいのか?

博報堂の流儀では、
それを見分けるために求められる要素が3つ紹介されています。

まず1つめが、「ハッキング力」

というのは、簡単にいうと、
自分の専門外のことは他者と組むことで解決しよう!
ということ。

自分よりも優秀な人を雇え、
という言葉もありますが、
それは会社規模でも、個人のキャリアにおいても
同じことが言えるというわけです。

例えば、旅行のツアー企画をする場合、
法的に、資格がなければ収益を得ることはできません。

ではどうしたら良いのか?
あなたと一緒にツアーを企画したいと考える旅行会社を
探せば良いのです。

これは、私のような学生の場合、
常に心得ておくべき構えでしょう。

財力も経験値もない学生が、
自分のビジョンを叶えるため、
理想のキャリアを築いていくためには、
すでに社会にあるサービスを活用したり、
企業の力を借りるという方法が、
いちばんの近道になる可能性が高いことは否定できない事実です。

これまで学んできた方法で
確実に自分のポジショニングをしていれば、
現段階ですべきことが見えてくるはず。

そのすべきこと、したいことをするには、
起業が良いのか?就職するのが良いのか?

就職した先で最大限の力を発揮するためにも、
自分がどのような価値を社会に提供したいのか?
手を組むべき相手は誰なのか?

をしっかりと理解(=ハッキング)し、
情報を発信していくことが大切だと
改めて感じさせられますね。

▶︎求められる素養②共創環境のデザイン力

続いて必要となるのは、
手を組む相手とWIn-Winで対等な関係性を持つための
環境づくりです。

WIn-Winな関係を築くためにも、
互いの強みを理解し、双方が満足できるような
商品を開発する必要があります。

これを、博報堂の流儀では、共創と呼んでいます。

共創のためには、
相手の意図をくみ、
自分の伝えるべきことを
効果的に伝えるコミュニケーション力が欠かせません。

とは言え、
これまで学んできた通りに環境分析し、
適切なポジショニングができていれば、
伝える方法やタイミングが、
きっと見えてくるのではないでしょうか。

▶︎求められる素養③先端技術の発見・活用力

先ほど少し触れましたが、
技術の発展とサービスの向上は、
めぐまるしい速さで進んでいます。

デジタルに強い世代として、
その強みを生かさないわけには行きません。

経験や財力がない分、
「新しいサービスやテクノロジーは
いち早くチェックし、使ってみる。」

というスタンスは結構鍵ではないかと思います。

まさにSNS同様、トライアンドエラー!

私自身、
コロナや自粛となるかなり以前から、
WANの先輩方と、
Zoomでのビデオ会議に参加したりしていました。
おかげで、留学先からもタイムラグなどの問題もなく
会議に参加することができました。

外出が規制されてはじめて、
これまでデジタル化してこなかった部分を
強制的にデジタル化せざるを得なくなりました。

もちろん、不便を感じる点も多かったでしょうが、
一方では、その便利さや効率の良さに
魅了された点もあったと思います。

それくらい、デジタル化することで広がる可能性というのは、
間違いなく存在するのです。

だからこそ、
使ってみて、合うか合わないかを判断する。

そのためにも、
サービスのローンチなどを意識的にチェックしておくと
良いかもしれませんね。

私は、新しいことに敏感で、
試しに使ってみるのが大好きな人のいるコミュニティに入ったり、
SNSをフォローすることで情報を得ています☆

▶︎まとめ

今回は、1社のできることに制限されるのではなく、
各社の強みを活かした商品開発について学びました。

消費において「共感」が重視されるようになった今、
思いを共にして商品開発を行い、
さらにそこに消費者の意見をも加えていけば、
これからのマーケットにあった商品を作ることができそうですね。

次回は、今回学んだ商品つまりプロダクトを、
継続的に消費してもらうために不可欠なサービスについて学びます。

▶WAN Universityに興味のある学生募集!

今後もWAN Universityの勉強会は、
定期的に開催予定です。

Zoomでのレクチャーやイベントに参加したいという方は、
以下からお問い合わせください!

今回の講義も、
「新しいマーケティング」を就活に置き換えて考えるには?
というテーマでした。
「新しいマーケティング」については、以下からご覧ください!


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