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時の流れ
流れる時に、身を委ねて
私は目を瞑ってみる。
じっと意識をしていないと分からないが、
進んでいるのは紛れもない真実だ。
ほら
私はこんなに大きくなったし、
今年もちゃんと花が咲いた。
季節が巡って、
巡った先に今があって、
今がある先に未来があるのだ。
永遠と呼んでみるにはあまりにも寂しくて
私たちは、終わりがあるから生きていられる。
ダーウィンはコロンブスにはなれないし
ナポレオンもジャンヌ・ダルクにはなれないのなら
私はピカソにもなれないのかしら。
全てのものに無限の可能性はあるけれど、
その無限も、突き詰めればそれは有限で
それを確認するたびに、「無限」がなくなっているようだ。
でも、きっと、きっとね
なれないものなんてないんだ。
それも、紛れもない事実なんだよ。
私は、後悔と一緒に生きている。
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