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詩集

74
今までに書いた詩をまとめています。
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#夜

また、夢を見た

黒い夜のトンネルを抜けると、 果てのない大きな世界が広がっている。 精神が入り混じる空間…

白山 律
2年前
1

白い月、春

春と聞くと、私はあの日の冷たい夜の月光を思い出す。 木々に囲まれた、湖に浮かんだ白い月が…

白山 律
2年前
2

普遍的な循環

首に、触れる。 感じる命の流れ、 寒い夜に降る星の数! そのまま輝いたままでいてくれ。 アパ…

白山 律
2年前

残り香

恋と愛が混在する社会に 生ぬるい風も誰かにとっては かけがえのない風となる 夏の夜風に私は…

白山 律
2年前
1

梟の唄

この夜は、優しく泣いているか。 森が笑う。 好みが自然と重なる時に、 私はきっと死ぬのだろ…

白山 律
2年前

夜の猫

静かな小さな自分の部屋が、 急に星空へと変わる。 ここは宇宙。 長い黒い猫が、宇宙を連れて…

白山 律
3年前

夜と、星空

心の中に夜。 心の中に星空。 燦然と煌めく星に、弱々しく光る星。 一筋の流れ星。 切なさと苦しさが交差して、 あっという間に行ってしまう。 絶望だと、ここは失意の夜空だと そんなことを言わないで。 暗闇があるから、光は存在できている。 光があるから、暗闇は黒く輝く。 星は永遠に輝き続けるのだと あなたに気付いて欲しい、 消えない、消えないよ。 もう一度、あなたの声を。

夜の湖

満月の夜、湖へ、 私と一緒に舟を漕ぎ出しませう。 私が舟を漕ぎませう。 ただ向い合って、あ…

白山 律
4年前
2

或る夜のひと時

クシャクシャのシーツ。 ベッドから零れ落ちた枕。 床に捨てられたシャツに 乱雑に散らかった…

白山 律
3年前
1

荒野

殺伐とした 夜中の荒野に 眩いほどの 星が舞う 星の光をかき消すように 砂の嵐が吹き荒れて…

白山 律
3年前
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