Photo by non_file 白い月、春 2 白山 律 2022年4月24日 20:46 春と聞くと、私はあの日の冷たい夜の月光を思い出す。木々に囲まれた、湖に浮かんだ白い月が微かに震え、それが美しくもあり怖くもあった。私はその時泣いていたのかもしれない。壮大な二面性を孕んでいる彼、もしくは彼女に、私は惜しみのない称賛を送った。景色が美しいのではなくて、それが由来する何か別のものが、その真の美しさが、この景色を美しさたらしめている、と考えたことはあるだろうか?フィルターを通して次々と勝負を挑むもの、負けるはずがないと私は信じているし、信じていたい。 ダウンロード copy #詩 #春 #月 #夜 2 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート