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シャトルバス非バリアフリー問題について車椅子の学生を招いて会合 議事録



登壇者紹介

藤枝樹亜 さん 立命館大学経営学部3回生 車椅子を利用している。

立命館宇治高校3年生 / 京都市に生まれ、幼少期をベトナム・ホーチミンで過ごす。 中学1年生のとき、ウイルス性の病気によって下半身麻痺になり、以後車いす生活を送ることを余儀なくされる。 日本へ帰国して立命館宇治中学校へ入学するが、学校へ行きたくない日々が続く。しかし、勉強や部活動に懸命に励む友達の姿を見て、自分も何か行動を起こしたい、と思い立つ。 その後、立命館宇治高校に進学し、高校1年生のとき、来校者に学校案内を行うスチューデントアンバサダーになることを決意した。それからは様々なことへの挑戦を続け、模擬国連などのプログラムへの参加や海外の学生との交流会の計画を積極的に行っている。 高校2年生のときには生徒会長に立候補し、当選。コロナ禍にあっても、規模をほとんど縮小させることなく体育祭・文化祭を開催するなど、逆境に負けず生徒会長としての活動を成し遂げた。

引用:TEDxYouth@Wakakusa 2021

対談開始

司会
「本日はご参加ありがとうございます。是非当事者の立場からシャトルバス非バリアフリー問題についてお聞かせ願いたいと考えております。」

藤枝さん
「よろしくお願いします!」

立命館の障がい学生支援室の対応とシャトルバス問題について

司会
「立命館大学に入学された後、シャトルバスについて障がい学生支援室に相談に行かれたとお聞きしています。藤枝さんがその施設について知られた経緯・藤枝さんがOICの障がい学生支援室にシャトルバスを使いたい旨を相談された際に、どういった対応を受けたのか、その経緯についてお聞きしたいと思います。」

藤枝さん
「障がい学生支援室とは障がいを持つ学生のサポート全般をしてくれるみたいなところで、私は付属校生(立命館宇治高校)だったんで、高校卒業前の2月ぐらいに、1回キャンパスに行って何かこういうサポートできますよとかキャンパスの形こういう感じですよとか、何か私の場合エレベーターとかトイレとかの説明をしてもらって、そういう経緯でその場所(障がい学生支援室)を知ってたみたいな感じです。
4月に入学してから、結構その入学した最初から自分のプロジェクトで奨学金取ったりとか、全学のプログラムとかに結構自分で参加したりして、キャンパスに行く機会とか(他キャンパスに)行きたいことも多くて。
せっかくキャンパスがいろんな県にあるんだったら、附属校生でしたし、いろんなとこに友達も多いので、(他キャンパスに)行きたいなと結構(大学に入学した)最初から思っててました。
六月くらいのタイミングで、乗れないんですかみたいな、今のままだと乗れないと思うんですけど、何か対処ってないんですかみたいな話を聞いたら、調べてみますねみたいな感じですごい丁寧に対応してくださったんですけど結論で言うと乗れませんって感じで、それに対してお金のサポートあるんですか?とか(聞いて)もそれもちょっとみたいな感じで、そうですかみたいな感じで、当時は1回生のときはオンラインも多かったんで、一旦引いたぐらいの感じだったんですけど、2回・3回とかはキャンパスから行くというか、自分の家から他キャンパスに行くことが多かった。経緯に関してはこんな感じですね。」

本当はもっと移動したい

司会
「ちなみに移動に関してなんですけど、キャンパス間を移動される頻度とかってどのぐらいあるんですか。」

藤枝さん
「今は最低限いかないといけないような時に、2ヶ月に1回ぐらい衣笠かBKCに行ってます。全部の学部の人が参加できるプログラムみたいなのに行くことが多くて、そういうのって結構均等に場所を分けて開催したりしてあるんですよ。お互いフェアになるように、衣笠でも開催するしみたいな、そういうのとかが今年もあるので、今週末も例えばそういうイベントがあるんですけど、それはOIC(藤枝さんの所属しているキャンパス)でたまたまよくて、でも夏はBKCに行かないといけなかったりとか、なんかそんな感じなので、何かあんまり行かなくていいようにしてるんですけど行きにくいんで、こういうのがあってもう2ヶ月に1回ぐらいはやっぱキャンパス間移動したいなと思うような機会・移動しなきゃいけない機会っていうのは出てきてます。」

司会「なるほど。もしキャンパスシャトルバスが使えるのであれば、本当はもっと移動したいなっていう感じですか」

藤枝さん「そうですね、もっと月1とか以上、多分月2.3ぐらい私乗ると思うんですよね。」

司会「移動したいんだけども、実際そのシャトルバスが使えないから(移動を)自主的に制限せざるを得ないというような、感じですよね。」

藤枝さん
「そうですねやっぱお金もかかるし時間もかかるし、どっちにしろ、OICから衣笠に行っても、BKCに行ってもどこかしらで(公共交通機関の)バスに乗らないといけないと思うんですけどそうなると、普通、一般のバスも結構あの辺って学生が多いと混むんですよね。だともう結構乗るの億劫というか、超満員のときを避けるために時間をずらして授業始まった時間じゃない時間に乗りに行ったりとか、結構考えることが多くて面倒くさいって思うことの方が多いんで、やっぱり自分の中に制限がかかってる感じはあるなと思います。」

司会「シンプルに(シャトルバスに乗れないなら)公共交通機関を使えばいいやっていう問題ではなくて、使うにあたってもすごい支障があるというか、僕もやっぱりバスに乗ったりするんで205系統とか例えば わかる人はわかるかな。西院から衣笠で行くバスがあるんですけど、そういった時も授業時間前後とかは特に混んでるし、僕とかだったら、最悪走って押し合いながら乗車することもできるんですけど、それがやっぱできないとなるとかなり待ったりしないといけないってのはすごい、その時間的にすごい負担がかかるというか、っていうのはありますよね。あ、例えば京都市バスとかでも優先席をどけて、車椅子を入れるって形になると思うんですけど、それでもやっぱり、何だろう、お互いにやっぱ気まずい感じはありますよね」

シャトルバスが使えないことによる様々な負担

藤枝さん
「そうですねあれはあそこをもと、基本は椅子にしてそれを車椅子の人が来たときとかにどけるって形にしないと、元々あそこの乗れるスペースが更になくなっちゃうので、確保するために必要なのはそうなんですけど、おばあちゃんとかが乗りがちな席なんで、おばあちゃんを立たせて乗るのは気まずと思って乗ることがめっちゃ多いです。あと、運転手さんがわざわざ後ろの席まで来て、スロープ出して、乗せてくれて、何か「ロックかけますか」とかいう話して、預けて、運転席戻って、それでようやく出発なんで、絶対に普通に乗るよりはロスがあるので、何かこっちに自分がタイムロスを作ってるみたいな(感情は)ありますよね。」

司会
「申し訳なさというか、何か精神的な負担ってやっぱあるなっていうふうに思って、それはもう、そのシャトルバスが本来使うことができれば別にそんなこと考える必要ないというか、そんな藤江さんの責任じゃないわけじゃないすかそういう公共交通機関に乗るのに補助してもらうだったりとか、別に例えばちょっと時間ロスがあったりとか、そういう申し訳なさみたいなことを感じさせてしまう要因ってのがやっぱシャトルバス非バリアフリー問題なのかなと。 あとさっきさっきお金の話が出たんですと、僕たちがさ、計算したところ、例えばOICからBKCまで移動するのに、公共交通機関を使うと3300円かかってしまうっていう、シャトルバスに乗ることができれば、300円でそれが済んじゃうっていう、それが11倍も負担を強いられるってのはやはり、金銭的にも(負担が)大きいかなって思うんですけど、そこら辺はどうなんですか?」

移動費について

藤枝さん
「そうですね、そこに別に(お金を)出したくないじゃないですか、大学生って。特にBKCですよね。衣笠はまだ私の家がもうちょっと南茨木がOICの最寄りなんですけど、私の家は西山天王山っていうそれでもうちょっと京都よりの所なんですよね。なので西院まで230円か240円ぐらいで行って、バスも一応市バスは半額になるので、それでも片道300円ちょいはかかるんですけど、300円、350円とかでは行けるっちゃ行けるんですよ。なんすけど、BKCに行くってなると、キャンパスから私の家からだったとしても、南草津まで結構かかってバスは半額なのかな。バス会社によるんですけど、バスは1人でも半額になることが多くて、電車は1人だと半額にならないんですよ。」

司会「なるほど」

藤枝さん
「電車は2人で乗ったら、1人分の値段でいけるんですけど、バスは1人でも半額になることが多くて、なので計算よりはちょっと下がるかもなんですけど、やっぱりめっちゃお金かかるので、BKCに行く機会、行きたいと思うことは心理的には多いんですけど、物理的なことを考えるとほんまにしかも混むので、衣笠とかの方がもうちょっとみんないろんなルートから来るという感じがするんですけど、京都駅からくる人もいたりとか、私は西院なんですけど、もうちょっといろいろみんななんか乗っててきたりするじゃないですか。BKCって南草津からまとめていくんで、結構混む感じで、なんか私はだから付属校生だったので、BKCは選ばなかったです。」

シャトルバス問題は最近明らかになった訳でもない

藤枝さん
「10年ぐらい前にも車いすに乗っている学生が、その当時、やっぱり満員で全然乗れないっていうのを(大学に)訴えてたけど、(改善されなかった)だから7年前から以上前から改善してない問題っぽいっていうのを最近聞きました。」

司会
「なんか多分結構後回しにされがちというかそれ、後回しどころじゃないですよね。継続的な動きがなければ全然改善されないような感じですよね。
なんか大学も(本件を)そういう風に認知してるのかなと思って。
さっき伺ったように、精神的、時間的、金銭的に負担がかかりますし。早く改善すべきなのに。」

車椅子での移動はかなり大変

藤枝さん
「そうですね時間、お金はもちろんなんですけど、しかも車椅子とかだとバイトとかも見つかりにくいとかがあるんで、居酒屋バイトとかはできないし、みたいなのがまず1個です。
時間の話をすると、まず電車に乗るときに車椅子の人っていうのはその駅員さんに言って、スロープを出してもらって、降りるホームにも駅員さん待っといてもらうっていう。駅員さん同士で連絡してもらうことが必要なんですよ。あと、駆け込み乗車とかは絶対まず無理なんですね。私鉄は10分とかできるんですよ。連絡してから10分、最悪5分。私の判断じゃなくて駅員さん判断みたいな、行けるときは行くみたいな。
JRは多分路線が長いんでルールが厳しくて15分か20分とか前に行かないといけなくて、明日も私、韓国に行くので、5時半とかの電車乗るんですけど、それも5時半のやつ乗るために、多分5時10分ぐらいには駅着いてないと乗れないみたいな。
だから乗り継ぎが増えれば増えるほど、1回ずつのロスがめっちゃ大きいんですよね。なので、例えば私がBKCに行くってなったら、OICから行くとしたらまず茨木駅に行って駅員さんに言って、駅員さんが南草津駅に連絡してくれて、連絡が通ったら、大体駅員さんと一緒にホームまで降りて、ホームのその駅員さんと連絡してる、出口のとこ乗るところに行って(車椅子に)乗せてもらって、降りるときも、その駅員さんが待ってて降ろしてもらって、エレベーターを探す。エレベーターも混んでたりする。
エレベーターに乗って降りて、改札を出て、バスもバスの乗り方ってめっちゃ原始的で、目配せで乗るんですよ。」

司会「へえぇ。。」

藤枝さん
「乗りますっていう顔をして、見えるようなところにちょっといて、運転手さんも慣れてはるからわかってくれはるんですけど、乗りますっていう顔をして並ばずに だからちょっと並ぶ列と違うとこにいるみたいなのをすることが必要で。ちょっと気まずいんですけど、うん。だから、そのギリギリで、列の後ろの方とかなんかバスがちょうど来たみたいな みんながちょうどいいって思うタイミングのやつとかは乗れない。気持ち的には5分10分前とかに行って自分が見つけてもらえる場所をポジションを探しておくみたいなのが、必要な感じなので、全部のものに対して5分10分15分前行動ってなると、家出るのって1時間とか2時間かなんかみんなが思うよりもだいぶ早く出ないといけない。間に合わなかったらどうしようみたいなのが結構あるので。」

藤枝さん
「今(喋った)のはその全部スムーズに乗れたパターンなんですけどそのバスがめっちゃ満員やったときにはすいません乗れませんって言われることってあるんで、炎上してるような乗車拒否みたいなイメージとはちょっと違うんですけど、明らかにこっちから見ていや無理ですよねってなっちゃう。乗せてって言える人の人数の何て言うんでしょうか容量じゃないときがあるんで、そういうときはやっぱりこっち的にもそれでなんか乗せてっていう客も害悪やなとか自分で思ったりするとも言えるし、明らかに乗れないしみたいなので、1本乗り遅れたりとかすると、またそれでだいぶ遅くなったりとかっていうのあるんで、結構その辺は何かタイムロスですね。もしキャンパス間バスが使えたら、簡単に言ったら、ずっと乗ってたらいいんで、最初、早めに待たないといけなくても、そこだけで済むんですけど、乗り継ぎを介すことによって、どんどん どんどん時間が嵩んでいくっていうのは、それは車椅子特有ですけども、あるかなって思います。」

司会
「聞いただけでもうすごいねなんだろう、もう大変すぎるというか、なんだろう。そう一個一個やっぱその乗り降りとかで全部すごい、僕らの想像を絶する時間がかかってしまうということを感じました。僕たちは(移動費の)補助っていうのは代替案としてありかもしれないっていうふうに当初は言ったんですけど、やっぱそれってのは補助っていうのは、バスがそのすぐにリニューアルできるわけじゃないと思うんで、その間の臨時的なつなぎにするべきだなって感じました。だから最終的には絶対確実にバリアフリー化っていうのを目指していかないといけないかなというふうに感じました。」

過去の会合でまとめた結果を振り返りつつ、質問時間へ

司会
「お話し伺いましたがどうでしょう?質問とかzoomの参加者でも対面の参加者でもいいので。以前の会合で、シャトルバスについて調べて、実際どうなのかっていうのを各バス会社に電話で聞いてみてっていうのをやった結果がまとまってるのが資料としてあるんでそういうのをちょっと参考にしながら、質問してもらったらいいかなという考えてます。
ちなみに、八坂観光バス(立命館のシャトルバスを委託している会社)に聞いたところ、我々がバス会社に直接変えてくれっていうふうに言っても変えることはできないと。
ただ大学に言えてくれたら変えることができるっていうふうに言ってたので、だからその結局、大学側次第というか、別にバス会社が(技術的に)できないわけではないってのは、明らかになってるので、そこはすごい重要かなっていうだから本当に我々の努力次第というか、努力するしかないんじゃないかな。どうですかね質問、そんなすぐに思い浮かばないかもしれませんが、せっかく明日韓国っていうすごい忙しいときに来てもらってるので。」

藤枝さん
「いえいえ、何か学会みたいなやつの発表に行くんですけど。そういうのとかもあるので移動多いタイプなんですよ。そういう移動とかいっぱいしたい。」

Q &A(回答者:司会・藤枝さん)

なぜ大学と交渉すべきなのか~多様性と立命館~

質問
「先ほども言われておりましたが、八坂観光バスさんが技術的にバリアフリーのバスを用意するのは不可能ではないというのは、仰ってましたが、実際に車いす対応のリフト付きバスっていうのが存在するんです。車椅子が最大で2台分の乗れるものが。日本全国で数数社から数十社程度導入されてるんですよね。ただこれにはやっぱり非常にお金っていうのがかかりまして、大体新車っていうのが、うん。あれで価格でいうとですね、普通のああいう路線バスっていうのは大体3000万ぐらいするんです。それに加えてリフト付きのバスであるとプラス1000万ぐらい、(トータルで)大体4000万ぐらいするような、非常に高価なバスなので、できないことはないとはいえ、これはやっぱバス会社に直接お願いしますって言っても100%無理だと思うんですよね。ですからやっぱり大学側に頼まなければならない。大学側がヤサカ観光バスにお金を払うっていうのが一番最善かなと思いました。」

回答(司会者)
「大学からそこに対するおかねってのをやっぱ出してもらう必要があるっていうのは事実で、そのときに僕やっぱ思うのは、立命館大学ってそのR2030プロジェクトっていうのがあったりいろいろなんか宣伝ってすごいしてるんですけども、例えばその多様性っていうのを言ってるわけじゃないすか。例えば総長とかからも外国人留学生の受け入れ数だってすごい強調されてると思って、別にそれは多様性で留学生が増えるって僕はすごいかなと思うんですけど、ただやっぱそのシャトルバス問題を、それなんか放置していることは問題で、そこがやっぱ多様性の観点から、すごい重視すべきであって。立命館大学が多様性を宣伝するために広告とかにも高いお金を払っているわけじゃないですか。その金額はリフト付きのバスどころじゃないと思いますよ。別に(広告を)なくせとは言わない。そこから削れとは言わないけど、お金があるのであれば絶対リフトバスのお金も出せるはずだし。例えばその学祭で花火打ち上げたりもあるけど、花火ってすごいお金かかって。多分その大学ではお金にめちゃくちゃ困ってるわけではないってのはやっぱ僕が言いたかったことで、だからこそ大学のやる気というか、そこに大学も本当に問題意識を持っていたらすぐに解決できる問題だと思って、そういう意味でもそういう大学にそういうて提言をしていくっていうのは、必要かなというふうに考えています。」

移動にかかる負担の違い・当事者は不満を言いにくい?

質問
「いろいろ移動する際も、前々から準備する必要があるとおっしゃっておりましたけれども、それは前日までに何かこう、いろいろ連絡したりとかもあるのですか。」

回答(藤枝さん)
「いや、普通のバスとか電車、学校に行くような距離に乗るときは、基本的に私は連絡してないですねもしかしたら事前にそうやって連絡してる人とかもいるかもしれない。私は終電やばいってなったときはたまに電話をするときはあるんですけど、基本はそういうときは電話ですね。
例えば新幹線とか飛行機みたいなものになってくると、皆さんも予約はそれをされると思うんですけど、でもあれか。(車椅子だと)新幹線は絶対指定席しか無理ですね。新幹線って普通は切符買ったら、あとは自由席なら、なんかどれに乗るかは自由ですよね、そっちを買ったことがないかなと思ったんですけど。私の場合は、日にちと時間どれに乗るっていうのが決まってて、この席に乗るっていうのを、先にwebサイトで応募フォームがあってそれに出して、この時間にこれに乗りたいっていうのを、何か第2希望が第3希望ぐらいまで出して出したら、JRから電話がかかってきて、第一希望で取れましたとか言われて、切符を取りに行って、当日また乗りに行くみたいなっていう。やっぱりその車椅子用の場所が要るんでってなると絶対にそこの指定席じゃないといけないとかっていうのが出てくるんですよ。なので、そういう長い距離のものになってくると、事前申請が必要で予約いるプラス何かちょっと別途事前申請が必要になります。
だからちょっと昔ですけど飛行機に車椅子の人がわざと申請せずに行って、パフォーマンスやと思うんですけどこの人のこういうこともあるように、急に言われるとやっぱ対応は向こうもできないっていう。
すごいなんかやっぱりこういうバスとかもそうなんですけど(車椅子利用者が乗る際に)何かお金とか人員とか割かれてるのはすごいね見てたらわかりますし実際サポートしていただけるので、そこがすごい自分に(ほかの人と比較して)プラスアルファでコストがかかってるなって自覚は多分そういうの(車椅子などを)使ってる人がみんなあると思うんですよ。
でも不満はやっぱあるじゃないですかやっぱ当事者だともうそこにはそもそも同じお金とかちょっと割引してもらって、うん、そのサポートをしてもらってるのにさらに権利を主張するのって結構メンタル強い心がいるというか、うん。ならもう自分が何か20分前に行けばいいやみたいな発想に落ち着きがちなんですけど、本当にやるべきは、もうちょっとこうすべき・こうして欲しいとかの主張なんですけど、結構それは本人たちのなかには難しい人もいるかなと。」

メンバー
「割引とかサポートとかあるから文句言わないでみたいな雰囲気はありますよね全体的に。」

司会
「大学において少なくとも、そういう雰囲気があってはいけないですよね。車椅子の学生であったり、手が不自由な人とかが、不自由さであったり、自分は困ってるけど言い出せないなっていう状況をやっぱ作るべきではないというか、作っちゃいけないと思います。」

メンバー
「映像学部とかだと以前から移転が決まっていて、みんな口そろえてOICより衣笠にアクセスしやすくしてほしいといっております。ただ、バス会社も2024年ドライバー問題、いわゆる慢性的な乗務員不足っていうのが非常にネックとなっておりまして、今で言うとやっぱ京阪バスを中心とした様々なバス会社に関して言っても、非常になり手が不足してる状況があって、その中で、増便するっていうのは正直自分は考えにくいと思うんです。」

司会
「そうですね。増便に関して言えばバスを運転できる人材の母数が関係してくると思うんですけど、バリアフリーモードに関しては改善できるんできると思う。」

メンバー
「大学側に今すぐ全てのシャトルバスをバリアフリー化しようっていうのは難しいかもしれないけど、例えば1日に何回かはバリアフリー化したバスを運行しますっていう提案でもいいのかなと、それでも車いすの人にとっては不便だろうけど。。。」

シャトルバスという形を取るべきか?~福祉タクシーの可能性~

質問
「そんなシャトルバスという形にこだわる必要はないと思っていて、何か藤枝さんの知ってる限りで、車いすとかで困ってるって人は結構いらっしゃいますか?」

回答(藤枝さん)
「さっき話したような、10年前くらいにいた方とかの話は聞いてます。」

メンバー
「なるほど、バリアフリーのバスってよりかは、そのタクシーとかのウェルフェア車両っていうのがあって、そっちとかの方がめちゃくちゃ現実的なんじゃないかな。だから大学がそのタクシーを用意してそれを巡回させた方がいいというか、なんかだから毎日その車椅子の人が何十人もそのキャンパス間を移動する状況はあんまないと思うんですよ。だからタクシーとかその福祉タクシーみたいなのが一番その解決には近いんじゃないかなって思う。福祉タクシーは結構数あるんで、意外とあれ結構安いですし、そっちが一番俺は解決に近いんじゃないかっていうのはあります。」

質問(司会)
「実際にそういうタクシーに乗られることってあるんですか?」

回答(藤枝さん)
「私は結構上半身元気なタイプなので、普通のタクシー乗っちゃうのが多いんですけど、もうなんかすごい気を使っていただけるときはそういうふうにしていただけるときもあるんですけど、そうですねその言ってらしたみたいに、別にシャトルバスにどうしても乗りたいわけではなくて、うん困ってることとしてお金がかかるよね、時間がかかるよね。同じ権利が得られてないよねっていうのがすごい問題ってところです。
そもそも段階もいると思いますし、まずは例えば150円で衣笠とBKCいけるようにしてもらうとか、その部分の申請をしたら例えば差額の負担を大学にしてもらえるようになるとか、私がいる間にできるとしたらそれぐらいだと思うんです。先を見据えたら次導入する際は1台ぐらいはリフト付きを使おうとか。
段階はいると思うんですけど、それこそさっきおっしゃった人数みたいなのもあるんで、そういうところも何かそういう情報収集してないんですよね学校が。何か就活を車椅子の人の(就職)実績とかあるんですかとか聞いたら、データないですって言われて。 OICで、車椅子の人が何人ぐらいいるかな、私以外だと二、三人見る感じで、ただその方たちは結構連絡電動車いすだったりするので、タクシーとかも福祉タクシーの方がいいような形かなっていう感じですね。あとは衣笠に1人同い年の子がいてパラリンピックでリフティングやってる子が立命館守山出身の子なんですけど、やっぱり車椅子難しいな、やっぱその人によって歩ける度合いとか全然違うので、そうですね、どう動いてるかあんまりわかんないですけど。」

司会
「福祉タクシーがあれば、全員使えるってことであれば、それが一番近いのかなというか。」

メンバー
「バスが来る時間まで待つとか、それもね避けれるし、そういうのはあるかな。」

司会
「車椅子の学生が少ないっていう話があったじゃないですか。でも実際それって逆じゃないかと思ってて、そもそも立命館大学って約3万五千人の学生がいるわけで、それだけ学生数が多いのに車椅子の学生の数が極端に少ないっていうのは、シャトルバス問題然りで、立命館のバリアフリー化が進んでないから大学を選ぶ際の選択肢に入ってきにくいっていうのはあるんじゃないですか?
バリアフリートイレとか増えて改善されつつあるとは言いますけど、実際対応が遅れてる部分も大いにあると思います。 我々の提案で大学全体のバリアフリー化が進めば、車椅子の学生が増える可能性も全然あると思います。」

メンバー
「まず大学が就活のでそれ(データ)を出してない時点で学校側も数を把握してない可能性があるから、まず(車椅子の学生が)どれぐらいいるか誰もわかんないしそれは、だからもうめっちゃいる可能性だってあるしねって思うし、まずそこからじゃないですか。」

メンバー
「車椅子を利用している学生が何パーセントくらい居るのかっていう話ですかね?」

メンバー
「まぁそれを調べる必要性ってそこまで無いかも知れない。苦しんでいる学生、辛さを感じている学生が多かろうが少なかろうが、やんなきゃいけないことはやんなきゃいけないこと(バリアフリー化)だと俺は思ってるから」

司会
「別に1人以内しかいないからいいのかって話ですよね。例えば3キャンパスに1人しかいなかったとして。もし仮に、仮にそうだとしても、その1人のためにでもやらなければいけないと思うし、でもただそのデータとしてやっぱあったほうがいいのかなとも思うし、例えばその就職の話だったときに、ちょっとシャトルバスとは話変わるけど、そういうときには必要にはなると思うし、データとかは有ったほうがいいのかなと。」

バス以外で不便さを感じる場面について

質問
「OICって多分一番綺麗なキャンパスなんで、バリアフリー化も進んでると思うんですけど、衣笠とかBKCとかに来ることもあると思うんすけどキャンパスによって多分それ(バリアフリー化のレベル)もばらつきがあるかも知れないと思ってて、何かこういうところが衣笠とか、BKCは不便だとか、あとは何かもっとこういうのがあったらいいなと思うこととかありますか。各キャンパスそれぞれ何かこういうのがあった方がいいとか、このキャンパスには何かこういうのが足りないとかそういうのって。」

回答(藤枝さん)
「キャンパスの話をするとまず、衣笠とBKCは学部棟みたいなのがあるじゃないですか。だから授業移動するときに、多分違う棟に結構移動したりとかもあると思うんですよ。」

司会
「OICって行ったことない人もいるかもしれないですけど、OICって全部建物が繋がってるんですよね。」

藤枝さん
「そうですね。だから一応一回建物に入れば、この階でしか移動ができないとかはあるんですけど、雨とかに濡れずに、わりとするすると次の授業とかに移動できるのが結構いいところです。もしザーザーの雨の日だったら次の授業は衣笠とかBKCなら確実に遅れるし、遅れるっていうかそもそもめっちゃ大変移動が。そこらへんは結構違いで、あとは普通に立地的にやっぱ坂が多いかどうかとか、ちょっとずつの段差とか。場所が場所だけあって結構高低差がある場所が多いというか。そういうところはやっぱりちょっとずつ行きにくい。でも、あの建物の感じにしては(バリアフリーの)トイレ意外とあるんやとかは思うので、(バリアフリー化を)頑張ってるなとは思うんですけど。
私は附属なので選べたんですけど簡単に学部が。やりたいことも込みで経営学部にしてるんですけど、物理的なことを考えたときに衣笠とBKCで学びたいとは一ミリもならなかったので、ちょっともうその授業間移動が無理だなっていう。その衣笠にいる(車椅子の)友達とかどうしているんだろうと思うんですけど。
一応その配慮願いみたいな出せるんですよ障がい学習支援室に。授業ごとに全部今日中に出さないといけなくて普通に面倒くさくて1年生でやめたんですけど、やっぱいいですって言って、なんか全部紙書いて、なんかこうこうこういう理由で授業にもし遅れたりしても、何かその成績を引かないでくださいみたいな。それもその方法としてどうなのかな、みたいな?
OICは別に(配慮願いの提出が)なくてもいけてるぐらいの感じで、エレベーター混むけど、雨によるみたいな感じで、でも衣笠とかBKCにいたら、多分私は10分は遅れてしまいますね。だからだからやっぱ移動ですね基本的には一番キャンパスとキャンパス間の話で、私が一番(困ると)思うのは。
何かやっぱトイレとかは、何て言うんでしょうね。もう絶対にそうしなきゃいけないっていうのが、早急にって話がやっぱ出るのと、(バリアフリーを進めている感じが)わかりやすいのがきっとあるので、割と何とかなってるところも多いイメージなんですけどエレベーターとか。もうなんかどうすんのみたいなのが誰から見ても明らかなやつは改善されてるところも多いかなとは思うんですけど。
あと、授業が大講義のところってあれ、後ろの方の席行くのって、多分衣笠の階段上がりますよね。あれも、強制的に一番前が2列目ぐらいで(受講することが)決定なのも結構(大変で)、大講義で授業を受けたいなとはならないですよね。これは衣笠とかに限らずなんですけどOICでも。」

司会「なるほど、(大講義室は)階段多いなぁそういえば。」

藤枝さん
「大学生で授業をね前で受けたい人っていますけどもちろんね、いますけど、自分がそうじゃなかったときに前に行きたくないじゃないですか、好んで行ってる人はいいけど、好んでないのに前に座らされるのは嫌だと思うんです。結構多いですよ、後ろにしか人がおらんのに私だけ前とか。結構それで友達と授業を受けるという考えは、私は捨て去らないといけなかった感じはありますね。
それはキャンパス問わず(そういうことが) あると、障がい学習支援室の人に入学前に説明されたんですけど、なんかそうなんですけど(不便ありますけど)いいですかみたいに言われて、いいですって言わなかったら入学はできないのかみたいなとこがあるので。なんかやっぱ細かいところは衣笠とか問わずあったりはするし。
衣笠とBKCでそれ(大講義室にスロープが設置されていない)やったらまだわかるんですけど、OICって10年前にできてるのに、その形にしたっていう大講義室を。なんかいろんな意見がある中でどの1列もどの1列もスロープにできんかったんかと思って、それはちょっとマジかって感じはしますよね。」

メンバー
「OICは上りエスカレーターで下り階段ですよね。こは多分大学側がケチったんじゃないか。学生は歩けじゃないかみたいな。」

司会
「最悪俺らが歩くのは、まぁまぁまぁって感じでしゃあないなっていうのはあるけど、スロープは設置しなきゃ駄目でしょって思う。」

メンバー
「スロープは設置しなきゃ駄目だね。」

藤枝さん
「そこがやっぱ講義の受けづらさみたいなのはね、何か受けてるだけ幸せと思えよ感があるというか、そんなに真面目に授業受けてるタイプじゃないので良かったんですけど、これでもっとちゃんと勉強したいけど、なんかそういう気まずさがあって大講義行いきにくいなって子がいたら、結構大変だろうなとか思うので、階段じゃなきゃあかんかったかなってめっちゃ思うんですよね。(そういう大変さ)とかもあったりとかします。
シャトルバスからだいぶ逸れちゃいましたけど。」

司会
「いえいえ、すごいありがたいです。今回の会合の後半に要望書(リガクが11/2に学友会に提出)をまとめる予定なので、さっきの内容を参考にして、追加してもいいですね。」

質問(司会)
「ちなみになんですけど、さっきちらっとTed出演の話を伺ったんですが、概要としてはどんな感じの内容だったんですか?」

回答(藤枝さん)
「車椅子になってわかった自分の殻を破る方法とかいうタイトルで喋って、18分ぐらい。
なんかどういうふうにいろんなチャレンジを高校の中でしてたかとか、中学のときとかなんか半分引きこもりみたいな学校はめっちゃ頑張ってきたんですけど、なんかもう半分責任感みたいな感じで、休日は本当に外でられなくてなんかやっぱり街中の人の目が怖いみたいなのをすごい思って。
当時は好奇の目に触れてる気がすごいして、でも何か普通に冷静に考えたら普通に街に、自分と違う形のものだったら、そういうなんていうんでしょうねジロジロ見ろとかじゃなくて目に入るじゃないですか、ベビーカーがとかと一緒で顔がちょっとそこに向くみたいなだけだと思うけど、やっぱりそれをそれは車椅子じゃなくてもいろんな、いろんな人を見た目でどうこうって思った人たちは思うと思うんですけど、心理的にやられたときってすごいそれが何か、他の人も嫌な目線みたいな感じで思っちゃってしんどくて外へ出ないみたいなのがあったっていうのが。
元々こういう元気なキャラではあるんですけど、途中でなんかへこんでた時もあったので、そのへこんでたときから、どうやってそう言ったら1000人ぐら在校生のいる高校の生徒会長になったのか。車椅子の生徒会長なので、珍しくて。そこからどういう風に生徒会長を務めていったのか。みたいな話をしているいます。
皆さん是非よかったら、お前誰やねんって思う人は見てもらうと、一番私のことが伝わるかなと思います。」
車いすになってわかった自分の殻を破る方法 | Jua Fujieda | TEDxYouth@Wakakusa - YouTube

藤枝さん
「そんな感じでそうですねやっぱり私はさっきみたいに自分の権利をすごい押してくれっていうのはあんまり得意じゃなかったので、こういう違う活動の仕方とかをよくしてるんですけど、なんかバリア体験型カフェっていうちょっと他の人の当たり前を体験してるみたいなプロジェクトをやってみたりしてて。それでOICでやってるイベントとかでも出させてもらったりとか、学校の何か未来人材育成奨励金っていうお金が出るとこがあるんですけどやっぱそれ、あれで頑張って面接して50万円もらってその50万円を今切り崩してやってるみたいな。」

対談終了

司会
「本日はありがとうございました。すごい重要な話をしていただいて、沢山の気づきがありました。また是非今後も、よろしくお願いいたします。」

藤枝さん
「今回皆さんいろいろ何かやってくださって、はい。すごいなというか、zoom越しのみんなの感じもいいなと思いました。ありがとうございました。」

忙しい中、参加していただき本当にありがとうございました!

署名はこちらから!

オンライン署名 · 《立命館大学》キャンパス間シャトルバスをバリアフリーにしよう! · Change.org https://chng.it/QGNGQP684j

リンク一覧

藤枝さんが出演されている動画⇒車いすになってわかった自分の殻を破る方法 | Jua Fujieda | TEDxYouth@Wakakusa - YouTube
TEDインタビュー⇒【インタビュー vol.2】〜挑戦して見つけた私の面白さ〜 (tedxyouthwakakusa.com)
バリア体験カフェ⇒https://instagram.com/feel_cafe_2023?igshid=OGQ5ZDc2ODk2ZA%3D%3D&utm_source=qr


当日の様子 対面とオンラインで10人超のメンバーが参加しました。

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