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”怒りん坊”と言われた幼少期~子供たちを見て思うこと

小学校入学前の幼少期。

私は同居していた祖母から
「ひろみちゃんは怒りん坊」
と言われていた。

祖父や兄からからかわれたりすると
ムキになって怒ったりしていたので
自分でもその自覚があり

幼稚園の頃は七夕の短冊に
「怒りん坊が治りますように」
と書いた。

でも。
今私の前で感情を爆発させている子供たちを見ていて思う。

私はあの時本当に”怒りん坊”だったのだろうか。

当時も家以外の場所で怒っていた記憶はないし
外ではどちらかというと”良い子”の皮を被り生きていた。

家の中で少しぐらい怒ったりぐずったりするのは
年齢相応のことで、

ただ単に”そういう時期”
というだけだったのではないだろうか。

それでも祖母から何度も
「ひろみちゃんは怒りん坊だね」
「この子はどうしてそんなことでいちいち怒るんだろう」
と言われた為

私の中で
「自分は怒りん坊だった」
という記憶が今も消えていない。
(祖母には悪気はなかったし、たくさん可愛がってももらった)

そして恐らく”そういう時期”を抜けたため

小学校入学以降は”怒りん坊”と言われることもなくなり、
実際怒ったり癇癪の様なものを起こすことも減った。

だけど。

大人になった今でも
私は怒りの感情を上手く表に出すことができない。

上手く感じることができない
という方が正しいかもしれない。

”怒る”=悪いことである
と子供の頃に深く刻まれたからなのか
実はもともとそういう性格だったからなのかは分からない。

怒るべき時に
すぐにキチンと腹を立てることができる人は
とても素敵だと思う。



大人には悪気のないラベリングが
子供の心には深く刻まれてしまうということはよくある。


仕事でたくさんの子供たちに出会い、
成長を見守らせてもらった中で感じるのは

イヤイヤがすごいとか、落ち着きがないといった
”困った”に見えるところは


”そういう子”なんじゃなくて”そういう時期”
ということがほとんどだということ。
(もちろん”困った”の出方には個人差がとてもあるけれど)

でも、大人がそこにフォーカスを当ててしまうと
その子の中で”自分はそういう子”
と刻まれてしまう。

そして自分でそこを直そうとすることで
その子の本来の良さを隠してしまうことがある。

”困った”に見える場所は
放っておいたり、違う方法を教えてあげることで
成長とともに丸くなっていく。


大切なことは”困った”を消そうとするあまり
その子の本来持っている素敵な感性を隠してしまわないようにすること。


正しい方向に導こうと頑なにならなくても
み〜んなそれぞれ持って生まれた素敵なところを持っている。


そこを見つけて伝えてあげると
元々あった素敵なところがぐんぐん伸びていく。

直そうとするより、伸ばそうとする。


それが身近な大人ができる1番大切なこと。


毎日のびのびと感情を爆発させる我が家の4兄弟を見ていると
ついつい「どうしてそんなことばっかり!」
と叱りたくなってしまうけど
(そして実際叱っているけれど^^;)


あなたは○○な子
ということは言わないように・・・と心に留めていたい。

子供は光を当てた方に伸びていく。
そしてそれは大人も同じ。

それぞれの素敵なところをしっかり伝えられるように
日々の子供たちの観察をもっと楽しもうと思う!



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