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人生とワイン

毎日晴れ続けていたら、きっと草木は枯れてしまう。
雨の恵みがなければ農作物は育たず、
寒暖差がなければ果物はおいしく育たない。

人生も

毎日ずっと笑顔で元気いっぱい明るければ、きっとどこかで疲れてしまう。
雨が降ったら雨宿りで立ち止まってもいいし、
雨に濡れながら何かに向かって走ってもいいのだ。
(でも風邪ひくからお風呂で温まって)
酸いも甘いも経験し実らせていく。
その実をいちばんいいタイミングで収穫し、醸造して、瓶詰めして、熟成させる。

美味しいワインを作るには
美味しいワインをつくるには、美味しいブドウ栽培が必須であるという。
美味しいブドウからなら、美味しいワインも、まずいワインもつくれるが、
まずいブドウから美味しいワインはつくれない。

人生折り返しが近づいて、はたして美味しい果実が育っただろうか。

「おかえりブルゴーニュ」という映画の中で、ブドウの収穫タイミングは
ブドウの実を種まで噛んで、リコリスの苦味を感じたときだ、と言っていた。
酸味と苦味の両方がなければ、これから先の長期熟成に耐えられない。

自分の人生は
自分の人生は、種までしっかり熟しただろうか。酸味と苦味はどうだろう。まだ収穫には早いのか。もしかして、もう手遅れだったりして。

ワインづくりはよく人生に例えられる。
あなたの果実はいまどれくらい熟しましたか?


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