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世界史の勉強法

こんにちは。長文ノート初投稿なのですが、自分の文才の無さに頭を抱える今日この頃です。
こういう記事を書くにあたり、みなさんからの信用を得るために実績を書いておきますが、ラクガキだと思って読み飛ばしてしまってください。
2023年東大入試世界史46/60
2023年度第1回東大オープン模試世界史45/60
では、本編↓へどうぞ。


今回は世界史の勉強法について語っていこうと思います。現在、私は(ほぼ)ニートでありますから、東京大学に合格できていない状態なので、この記事をあまり真に受け過ぎることなく、「へーそんな勉強法もあるんだー」くらいで流し読みするのが正解だと思います。

さて、みなさんは、「世界史」と聞いて何を思い浮かべるでしょうか?
「世界の昔話」「暗記がメインの科目」など科目についての感想であったり、あるいは、「クリミア戦争」「東ローマ帝国」のような歴史上の出来事を思い浮かべると思います。前者は間違いではありませんが、120点中の50点といったところです、合格ラインの80点には届きません。後者の場合、それを説明できますか?できなければ、120点中20点です、論述向きの勉強をする必要があります。

論述向きの勉強とは何か?

さきほどの「クリミア戦争」を例に話を進めていきます。

まずはネットで調べます。

・クリミア戦争とは、1853年から1856年の間、クリミア半島などを舞台として行われた戦争である。(Wikipediaより)
・1853~56年、ロシアが南下政策を積極化させ、オスマン帝国に宣戦したことに対し、イギリスとフランス及びサルデーニャがオスマン帝国を支援して列強間の戦争となった。ロシアが敗北し、パリ条約で講和、オスマン帝国の領土は保全され、ロシアのバルカン方面でのなんかはいったん抑えられた。戦後にはロシアはアレクサンドル2世による近代化改革を行う。(世界史の窓より)

さすが、世界史の窓は素晴らしいですね。これを論述問題の回答の際に書くことができれば、文句なしだと思います。しかし残念、「クリミア戦争」について6行(東大は1行につき30文字です)もかけて論述する機会はありません、筑波ならありそうですが、少なくとも東大や一橋では、166文字も特定の事柄について論じさせる問題は出ません。断言してしまいましたが、出題されたとしても、極めて少ないと思います。
東京大学の場合、世界史は大問が3つあり、たまに異なる場合がありますが、ほぼ毎年、第1問が600字大論述、第2問が90字や120字の小論述、第3問が10問程度の一問一答の形をとります。
大論述の場合、過去に出題された問題で「クリミア戦争」について説明が求められたものがありますが、要約して説明しています。解説しましょう。
「クリミア戦争」を論述で使う場合、文脈に応じて使い方を考えなければなりません。
「クリミア戦争」でも、ロシア帝国から見た場合、イギリス帝国から見た場合、オスマン帝国から見た場合、これら全て書き方が異なります。

・ロシア→アジア方面での南下へシフト、近代化のきっかけとなった。
・イギリス→ロシアのヨーロッパ方面での南下を一旦停め、スエズルートを保持した。
・オスマン→なんとか勝ったが、財政悪化により列強の経済的従属下に置かれる契機となった。

以上のような具合に書き分けると良いでしょう。先程の世界史の窓の説明は素晴らしいですが、各国から見た「クリミア戦争」を論じる場合、0点です。

何が言いたいかというと、

歴史上の出来事を設問に応じてかき分ける力


が大切だということです。

そんなの当たり前じゃんと思うかもしれません。しかし、意外と書けていないものです。世界史で間違うポイントは、知識不足と論点ズラし。

普段の学習で心がけるべきことは、常に「他の国からはどう見えるか?」という問いを頭の中に置いておくことです。教科書には、確かに、「クリミア戦争」というキーワードは記載されていますが、前述したような各国ごとの見え方は、まとまって載っていることは少ないと思います。2ページ後に載っていることもあれば、3ページ前に載っていることもあるかもしれません。だから、気づかない、そして、点を落とす。

「クリミア戦争」(1853年から1856年)
・ロシア→略
・トルコ→略
・イギリス→略

のようにルーズリーフにまとめておき、テストの前に一気に確認するのが、1番コスパの良い勉強法だと思います。論述は、知識によって書ける内容が左右されるので、知識不足を補うことを第一に考えて下さい。そしてその知識で、問題文によって示される「軸」を中心に論述することが高得点への近道です。


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