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【お金】将来のお金への不安について「数字で見るリアル世論」ビジュアルデータ

◆結論

 自分自身と家族・友人のマネーリテラシーの向上により自由を謳歌できるよう、日々行動しています。自分だけ経済的自由を達成しても、豊かな人生とは言えないですから。みんなで自由になりたい。

 今回は日本経済新聞社世論調査「数字で見るリアル世論」のマネーカテゴリについて。一言で言うととてもヤバイ結果(語彙少)。危機感を共有したいです。

2021.1.11公開 日本経済新聞社「数字で見るリアル世論」郵送調査2020

◆調査について

・調査者:日経リサーチ
・時期:2020年10〜11月
・対象:全国の18歳以上の男女(無作為抽出)
・方法:郵送
・回答数:1696件
・回答率:56.5%

 詳細は上記サイトをご覧いただければわかります。マネー以外にもコロナ、景気・暮らし〜政治、科学技術まで、幅広い分野がわかりやすくビジュアルデータでまとまっています。

 無作為に抽出しているというものの、調査方法が郵送とのこと。それをきちんと返送する人となると、忙しさや年代、本人の特性(几帳面さ・誠実性)が偏る気もするのですが、そこらへんはどうなんでしょう?まぁインターネット調査をやったらやったで、偏りそう。

 偏見ですが、郵送調査を若い人はちゃんと受け取って返すのか、若い子育て世帯は回答作成の暇があるのか、働き盛りのビジネスマンは返す時間があるのか…。謎は謎のままにして、マネーカテゴリの結果を見つつ、コメントしていきます。

 資産運用について(複数回答可)となっていたので、足すと100%超えるところもありますが、傾向がよくわかります。

◆マネーカテゴリ「将来へのお金の不安は?」

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 「不安を感じる」がとにかく多いです。少子高齢社会、老後2000万円問題が騒がれたり、しかもコロナ禍なので当然かと思います。私もこの2択であれば、「不安を感じる」と答えます。

 一方、「不安を感じない」人が若干増えたように見えます。この層は何なんでしょうか。貧富の格差拡大か、マネーリテラシーの向上か…ほんの少しで誤差もあるでしょうが、良い兆候です。

◆マネーカテゴリ「お金の問題への備えは?」

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 ここから冒頭に触れたヤバイ結果を露呈していきます。「不安を感じない」層=14%は良い意味で、仮に何もしていないとしても大丈夫でしょう。正確には、これまで努力や行動をしてきた結果不安を感じなくなり、何もしなくて良くなった、という感じでしょうか(そういう人に限って、動きまくっているのが面白いんですが)。

 問題なのは、「不安を感じる」層が85%もいるのに、この結果です。不安を感じながらも何の行動もできていません。預貯金で備えるといってもこの超低金利時代、インフレを考慮したら資産が目減りしてしまう可能性もあることを承知しているのでしょうか。

 保険についても家族を路頭に迷わせないため、最低限の生命保険に入る分には良いですが、余計な保険に入って余計な支出を垂れ流していることが、そもそもの不安につながっているのでは…?

 最後の「特に何もしていない」17%にはおそらく不安だけど何も行動していない、思考停止群が含まれているのでしょう。そういう人に限って社会への不平不満だけは言うので困ったものです(わかってもらえるはず)。

 じゃあお前の回答は何なんだとなると、株式(先進国・国内・新興国)、債券(先進国・国内・新興国)、不動産(REIT)、コモディティ(ETF)、預貯金、保険、暗号資産です。いろいろと行動しています、ということだけは胸を張れます。

◆マネーカテゴリ「お金の運用は?」

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 備えと運用でかなり重複していると思いますが、このような結果に。私の回答は前質問と同様です。結果としては「預貯金」が増えています。日本は特に多い傾向。

保険については「ぼったくり」が多いと識者が各所で声をあげていますし、内容を本当の意味で理解して入っている人が少ないと感じています。書籍でもYouTubeでもきっかけは何でも、情報がもっと広まると良いと思います。貯蓄型保険なんて、手数料をがっつり抜かれた上で、そのお金は運用されているわけです。

 「運用していない」と回答した層、はっきり言って理解・行動ともに不足しています。ある意味では上記の保険商品を通じて運用もされてますし、年金についてもGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が株式・債券等で運用しています。間接的には運用されており、さらに大きく見ると為替の影響もあるので、日本円一括・現金運用で利息なし!のような行動を自ら選んでいるというわけです。

◆景気・暮らしカテゴリ「あなたの世帯の暮らし向きは?」

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 業種によってコロナの打撃もあるので、その影響がかなり出ているようです。こればっかりは早く良くなってほしいものです。医療従事者ほかエッセンシャルワーカーの方々に感謝。

 私も悪影響は受けたものの、いろいろ行動してきた結果、「良くなった」の6%の層です。だいぶ不安は少なくなってきました。早く不労所得で暮らしていけるようになりたいです(遠い目)。

◆まとめ

 日本経済新聞社世論調査「数字で見るリアル世論」のマネーに特化して、

・ヤバイ結果(語彙少)、危機感を共有

・お金への不安は根強い

・しかし、みんな勉強・行動してなさすぎ

 ちょっと偉そうにコメントしてまいりました。おそらく今後も株式等リスクのある運用をすることで、暴落も経験するでしょう。その際には、一部の預貯金一択の層・行動しない人々からは、「ざまぁwww」と思われたり、暴騰したらしたで「汚いお金儲けをしている」、と思われたりするのかもしれません。

 ただ、経済的自由に向けて必要なプロセスです。みんなで自由になりたいと思います。まずは行動!わかってもらえると嬉しいです。

今から数年後、あなたはやったことよりも、やらなかったことに失望する。
マーク・トウェイン(小説家)




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