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相手の心をグッ!とつかむ話し方

何気なく聞いていたのに、ふと気づくと身を乗り出して聴いてしまっていた。
そんな経験はないだろうか?

■無意識のアンテナ

ゲゲゲの鬼太郎というアニメの主人公鬼太郎には、妖怪アンテナがある。
妖怪が近くにいると、そのアンテナがビビッ!と反応する。

実は僕らにも、そんな「アンテナ」があるのだ。
ただ、残念ながら妖怪は察知しない(笑)

僕らが生きる中で、特にビジネスを始めた人たちは、何かしら
「課題意識」
「気になるコト」
「知りたいコト」
「得たい情報」
などがある。

これがあると、何気なく話を聞いていたり、何気なくインターネットを見ていたり、何気なく本屋へ行ったり、何気なくフェイスブックを見ている時に

はた!

と目がとまったり、耳が引き寄せられたりする。

そして、その本を読んだり、イベントへ行ったり、その人に会って話を聴いたりすると、一気に視野が広がったり、人間関係が広がったりする。

■相手の「アンテナ」を意識する

さて、今回の記事のテーマは
「相手の心をグッ!とつかむ話し方」
だ。

これができている人は何をしているのか?

それは
「聞き手が立てているアンテナを知っていて、それに関することを話している」
のだ。

つまり、何気なく話していない。
意図して話している。

つまり「A」ということを知りたいと思っている人に「A」そのものを話すから、思わずグッ!と引き寄せられるわけだ。

何気なく話していると「A」も話すけど「B」とか「C」のことも話しちゃうから、なんとなく興味を引かれたなあで終わっちゃう。


■相手の心をグッ!とつかむ話し方

みんな「スキル」が好きだ。
簡単にできる方法みたいな。


そして、この
「相手の心をグッ!とつかむ話し方」
もそのテクニックを知りたい!という人が多い。

もちろん、ある。
冒頭のつかみをどうしたらいいかとか、抑揚のつけ方とか、目配りの仕方とか、スライドを使うのであればスライドのつくり方とか。

ただ、それらを身につけても、肝心な
「どんな人の、どんなことを知りたいという欲求(アンテナ)」
に向けた内容にするかがビシッ!と定まっていないと意味がない。


定まっていないと
「話し方はうまいけど、何か印象に残らないのよね」
「うーん、いいんだけど、なんか表面的な感じがする」
「惜しい感じがするんだよね」
といった感じになってしまうのだ。


■誰に向けて何を話しすのか?

経営者は何気なく話しちゃダメ。

社員に話す時は、社員のアンテナを意識する。
お客さんに話す時は、お客さんのアンテナを意識する。
取引先と話す時は、取引先のアンテナを意識する。


ぼくも同じ「お客さん」であっても
・社員がいて組織運営に困っている経営者に向けて話す
・創業間もなく集客に困っている経営者に向けて話す
・フェイスブックやホームページなどのデジタルツールの使い方がわからず悩んでいる経営者に向けて話す
時で話す内容を分けている。

そうすると
「そう!まさにそれを知りたかったんだよね!なんでわかるの?超能力者?」
と言われたりするのだ。


ぜひ、かりやさんも、人の前で話す時は、その相手の「アンテナ」を意識してみて話してほしい。

【経営のレシピ】

人は
「課題意識」
「気になるコト」
「知りたいコト」
「得たい情報」
などのアンテナを持っている。

だから「相手の心をグッ!とつかむ話し方」ではまず、その相手のアンテナを意識して話を組み立てる。

その上で、冒頭のつかみの仕方、抑揚のつけ方、目配りの仕方、スライドのつくり方などのスキルで磨きをかけていく。


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