鬱病でした。part2

こんにちは、フクダリセです。

前回の記事が意外と反響大きくて驚きました。
※↓前回

勇気を出してカミングアウトしてよかった。

鬱病は恥ずべきことでもないし、誰でもなりうる可能性がある病気です。
私もなると思っていなかった。

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part.1で父と兄が家を出て、
母と弟と3人暮らしになった話ところまで書きました。

最初はその新しい生活スタイルに馴染めるかと思いました。
でも、ダメだった。

きっかけなどは覚えていませんが、そこから母と衝突する日々が増えました。今まで特に喧嘩という喧嘩は、日ごろしなかったのに。
母の以前の喧嘩相手は父だった。
私はそのいなくなった父の代わりかのようでした。

その当時は離婚の裁判中で、父の悪口を日々聞かされました。
裁判に関することも、2人が結婚する前のことも、母の両親に対しての接し方など、父に関する話すことすべて悪い話ばかり聞かされた。

あんたの父親は細かい金額にうるさくてケチだ、とか。
親に愛情をかけて育ててもらっていないから、家族を大事にしない。人前だけいいように見せている。学生時代から友達がいない。などです。

親というものに対して特に考えたことはそんなにありませんでした。
父と過ごしたのは主に小学生時代までなので。
生まれた時から一緒に暮らし育ててくれている存在であり、
一人の人間としてどう考察し、評価するかなんて考えていませんでした。
だから、母の自己形成がもうすでに終わった人間としての父の評価は徐々に私の中にも浸透していきました。分かりやすくいうと、マインドコントロールみたいなものでしょうか。

父のことそんな風に悪いように思っていなかったけれど、毎日のように聞かされるため、徐々に父のこともよく思わなくなっていきました。

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母とは毎日のように小さいことで喧嘩して、口癖のようにある言葉を言われます。

「あんたは兄弟の中で一番父親にそっくりや。血は争えないってほんとやね。」

事あるごとに、言われました。私のしぐさ、話し方、考え方など、父と似ているらしい点を見つけては言われました。

私という存在そのものが、母には父のように見えていたのかもしれません。
そう思ってもおかしくないぐらいに、ことあるごとに言われ続けました。
私の世界一言われたくない言葉です。

だって、その言葉は「私が大嫌いな人にあなたはそっくりだ」といわれるのと同じことで、しかも、その相手が血縁者、しかも親なら似て当たり前。
私にはどうすることもできないのに、そんな当たり前の事実で私を否定しようとしてくる。

私という存在が生まれたのも両親のもたらしたものなのに。
だから、当然、私のアイデンティティに「親」という要素は大きく反映されているものなのに。

そんな当たり前の事実で私を否定し、私のアイデンティティも尊重しない母のことが、理解できなかったし、一人の人間として尊敬もできなかった。

母のことが大嫌いでした。母から悪い話ばかり聞く父のことも嫌いでした。
そんな2人から生まれた自分も大嫌いになっていきました。
自らも自分を否定し始め、どんどん自信なんて無くしていきました。

母から、例の言葉で責められるたびに、そんなに血が争えないのなら、自分に流れている血液を全て抜き取ってほかの誰かの血液と交換してしまいたいとも思った。そんな風に言ってくるのなら、一時の感情で結婚なんてせずに自分のことも作らず生まず育てなきゃよかったじゃん、とも思った。

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父とは5年ほど会っていません。
どんな家に住んでいるかも、どんな暮らしをしているのかも分かりません。
ただ、音信不通というわけではありません。
私のLINEには、主に年に3回、
父からメッセージがきます。
「誕生日おめでとう」と「お年玉、郵便受けにいれておいた。早めに回収してくれ」「(弟)に誕生日おめでとうと伝えてくれ」の、3つです。
それだけです。

母は「家の住所知ってるんだから、自分の子どもに誕生日プレゼントでも送ればいいのに。LINEだけなんて、本当に愛情薄い人ね」と毎年のように言っています。

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今回は中学のはじめのほうの話を書きました。こうして書いていると徐々に私を追い詰めた環境が整っていくのがみえますね。
次回は弟や祖父母のことを書こうと思います。

私の実家のすぐそこには母方の祖父母の家があって、母は帰りが遅いため夕飯は祖母が作った料理を祖父母宅で食べるのが習慣でした。

その、祖父母宅という私のもうひとつの家みたいなものの話も次回書こうと思います。

part.2読んでいただきありがとうございます。

では、また。

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※↓Part.3です


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