一ノ瀬 織聖

いちのせ りせ。マイペースに小説書いてます。 日々の戯れ事ツイッターはこちら→ @reira_karen

モノローグでモノクロームな世界

第九部 第三章 一、  「貴方を殺すため?」  地下深いこの部屋はまるで時間という概念から取り残されてしまったかのように、何の変化も無かった。 時計も無い。 カレン…

WhiteNOise # 15

影を亡くした男は、自身の存在の希薄さを知った。 月光が彼を照らすと、躰が透けていく。 それ故に、気が付いたのだ彼は自ら語った。 それならばと、彼は、生きながらに自…

モノローグでモノクロームな世界

第九部 第二章 三、  真飛の話が中断するのを見計らったように、飲み物のおかわりを持ってきてくれた女性が再び部屋の奥へと姿を消すまでの間、部屋は静寂に包まれた。 …

モノローグでモノクロームな世界

第九部 第二章 二、  「マドカは幼い頃、父親に連れられてサカイへとやって来た。 そして、あの子は、サカイで棄てられた。  文字を読む事すらできなかった小さなあの…

モノローグでモノクロームな世界

第九部 第二章 一、   白い家具を基調としたこじんまりとした部屋。 それが神代真飛の隠れ家だった。 白い机、白い椅子、白い本棚、白いベッド。 ダームシティの中は、…

WhiteNOise #14

君たちに手品を見せてあげよう。 そう言い手品師は、マントを翻した。 彼の手の上にあったのは、小さな金魚鉢。 そして揺らぐ水面の下にいたのは、夜の海岸線を歩く 影…