12月の間に間に。季節の暮らしごと

毎年のことだが
とかく12月は忙しい。

・家族7人分の誕生日
　（重なりすぎてヤバい）
・年賀状
・お歳暮
・ふるさと納税
・クリスマス
・冬タイヤ交換
・諸々１年の〆
・大掃除
・お正月準備
・帰省準備

などなど、
やることてんこもりで
あげればきりがない。

これらの12月のあれやこれやが
「日常の家事育児」
「日々の仕事」
にプラスされる。

それに加え、
「気温の急激な低下」「乾燥」「低気圧」
も相まって、

12月は滅茶苦茶あわただしく
時に殺伐とする。

本来ならば冬眠してもいいはずの12月に
なぜ人類はこうも忙しいのだろうな～。
熊見習おうぜ～。
などとぼんやり考えつつ。

でも12月の忙しさが好きな自分もいる。

家族の誕生日は
歳を重ねるにつれ
産まれてきた奇跡と、
生きながらえている奇跡が染みるし、

昨今お役御免となりつつある年賀状も
便りを交わす年一の楽しみなので
私は続けたいと思うし、

お歳暮は、大好きな人たちに
今年も1年おつかれさま！ありがとう！と
おいしいもの食べてほしいので送るし、

ふるさと納税は
日本全国グルメの旅だし、

クリスマスは
シュトーレンを焼いて
クリスマス当日に向けて
少しずつスライスして食べたり
アドベントカレンダーをめくったり、
サンタさんが来てくれるワクワク感や
あのキラキラした温もりが大好きだし、

冬タイヤ交換は、
時に雪山と化す住まいのためでもあるし、
毎年雪遊びに行くのにも欠かせない。

大掃除は、おうちに一年ありがとうの気持ちと
お正月の年神様を迎える
日本の慣わしなので大事にしたい。

お正月準備も好きだ。
祝箸やしめ縄、屠蘇とお年玉袋
どれも福福しくて幸せな気持ちになる。

そして一年の穢れや澱を
年内にスパッと祓って、
キリっと新年を迎えたい。

年末の色々も、
今の自分がどれだけ持てるか
塩梅を見つつ、日常の舵をとりながら
自分の意思でもって取り組んでいる。

『自分で決める』ことで
かなり楽になれると思う。

たとえば親戚の寄り合いだったりは
自分では決められないことだけれど、
自分の手中にあることは
自分でコントロールしていける。

『自分がやりたいからやる』
『自分がやると決めてやる』

ひとつひとつ精査して、
自分の意志で取り組むことで
慌ただしさに追われている自分も
どこか俯瞰してとらえることができる。

もちろん
時にイライラしつつ
時にぐったりしつつ、
山あり谷ありの毎日を
ほどよく立て直しながら
やりきった先の気持ちよさや、
暮らしが整っていく手ごたえを
思い描きながらひたすら
目の前の課題に打ち込んでいく。

12月は大好きな手帳すらも
ままならないけど、
それもまたよしとして。

来る年を思い浮かべながら
2021年あとわずか、
精一杯走り抜けたい。