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Rest 休むことの重要性

今週ようやく授業が始まりました。
といっても授業というよりは、教授や講師の紹介やクラスメイトとのアイスブレーク、研究の進め方のアドバイスなどのインダクションでした。

この研究の進め方の説明が目から鱗でしたので、今回はその話しです。

大学院の研究は、学部時代の基礎学習からさらに広範囲の学問から多角的に学びつつ、それを深めていく必要があります。そして、課題提出はもちろん卒論に向けて自身でのタスクやタイムマネジメントが求められるとした上で、教授が念を押していたのは、


長く研究に時間を費やしたからと言って、成果が出るとは限らない

でした。そして効率よい研究の進め方として、20‐30分単位でタスクを区切ること(トマトの形をしたタイマー、ポモドーロを使うことを例に挙げていました)や、小さい成功(今日はPXX読む・この部分の考察を考えるなど)を積み重ねていってほしいと仰っていました。

その教授が薦めた本で”Rest”があります。


Rest Why You Get More Done When You Work Less

この本は著名な作家や研究者、また経営者の例を参考に以下の観点と共に休むことの重要性を説いています。

  1. 人間は集中力に限界がある 
    →1日合計して4時間ほど

  2. 朝の方が人は効果的に集中する
    →朝の方が記憶力が高くテストの点数が高い傾向にある
    →成功者ほど明け方の時間を創作活動(アイディア創出や考える時間)に充てている

  3. 休養・睡眠と創作活動には相関関係がある
    →昨今成功しているスタートアップの創業者は、休養期間にアイディアが浮かんでいる(e.g. Instagram)

  4. 適度な運動は創作活動に刺激を与える
    →作品の中にもありますが、村上春樹さんや科学者の例を挙げて、ウォーキングが日課であった成功者の例と研究結果を紹介しています



教授がこの効率的に研究を進めることを強調するのは、オーバーウォークで結果的に心が折れてしまう学生が多いのかなぁと思います。実際にある調査では博士課程の3割の学生がメンタルヘルスに何らかの問題を抱えている事が分かっています。


私の場合はやはりなんといっても育児があるため、研究に専念する上でそれが物理的な障壁となっています。そこで子供は保育園に預けていますが、保育料が高いロンドンでは平日月~金フルタイムで2人を預けることは難しいです。したがって現在は週4日で半日の13時まで2人を預けています。加えて授業がある日は午後にシッターさんに来てもらっています。
それでも足りないかと心配になっており、勉強時間を捻出するために、預け時間を延ばしたりシッターさんに来てもらう日を増やそうかと検討し始めていました。

しかし、この教授の説明と本を読んで、研究との付き合い方を改めて考えました。

これからの研究との付き合い方

時間より質を意識する

確かに、1日8時間の自分だけの時間があったとしても、それをすべて研究成果がでているとは到底言い難いです。他の事を考えたり、何か学問とは違う調べものをしているのことも良くあります。ただ、4時間しかなければ、無駄を排除して何とかやるべきことをしようと集中します。

本や論文は極力Audibleで読む

英語であることや、そもそもの経済や心理学の勉強経験が少ないため、1冊の本を読むのにとても時間がかかります。辞書を引いたり、基礎知識を調べたりします。しかし読み終わった後に、印象に残る部分は残っていますがすべての知識が頭に入っているわけではありません。
それであれば、まずは軽く流して読み、研究に繋がることなのかどうなのか判断することを目的としてます。加えて、そのようなスタンスであれば、何か家事や移動中に聞くことにしました。
上記のRestも学校や保育園、公園などの移動時間や食事を用意している時、朝の身支度をしている時に聞きましたが、私には合っていると思いました。

自分時間はアウトプット時間に費やす

今このブログもそうですが、椅子に座って集中する時間は極力アウトプットする時間に費やすことにします。本を読むことは極力TEDやPodcast、Audibleを視聴することに代替させ、それを極力移動時間でします。そのように自分の中で決めると、得た知識を短い時間でアウトプットしないといけないため、そのインプットも集中してできるような気がします。

子供とは外で目いっぱい遊び、昼寝をする

少し前までは、子供といる時間に本を読んだり、何かアウトプットをしていました。しかし、結局無理なんですよね。それによりストレスが溜まるし、気も滅入ってしまいます。
上記の本によると、適度な運動も必要とのことなので、それを子供との時間にさせてもらおうかと決意しました。
オフの日(=日中に子供を預けない日)は週3あるのですが、これらの日は移動時間にAudibleは聞くものの、PCは開きません(=アウトプットをすることはしない)。これまでも普段は公園に行っていましたが、どこか頭の中で焦りがありましたが、割り切るとそうでもなくなりました。また、割り切ると子供との時間がとても楽しくなってきました。きっとそんな私を見て、子供も楽しいはず:)
あと、1日遊ぶ日は昼間に昼寝を一緒にすることにしました。上の子はもう昼寝をしないので、その間はアニメを見てもらっているのですが。この時間に何かをしようと思うとそれができない時にストレスになるため、辞めました。


以上4点のことを意識し、実行に移し始めてみてます。
あとは夜子供たちと一緒に寝て明け方に起きて活動をすることをしてみたいですが‥‥一気にやると失敗しそうなので、少し様子を見ます。


また経過をこちらに書きたいと思います♪




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