見出し画像

主役は誰だろう?を考える

みなさんこんにちは。りりすけです。

私は相談者本人はもちろん、そのご家族からも相談を受けます。
相談を受ける中で相談の主役はどこにあるのか、
相談業務をされてる方なら何度も悩む場面があると思います。

今回は主役は誰でどこにあるかを考えていきます。

エピソード

私がこれまでで1番悩んだ相談を1つご紹介します。

相談はご家族からでした。
認知症のお母様がいて、介護サービスを増やしたいし、施設も検討したいけど金銭的な問題がどうしてもある。
認知症の症状(暴言や物投げ)も相まって、家族間の関係もギスギスしている。
というものでした。

「誰の」「なに」を解決したいのか

今回のケースでの問題は大きく分けて次のものがあるでしょう。

・本人の今後の希望
・ご家族の希望
・サービスの方向性
・金銭面

ご家族の話を聞くと、
金銭面が主問題でそれが解決すればどうにかなる。
と考えるでしょう。

ただ、それだと本人の希望が抜けてしまいます。

ここで重要になるのが、
「誰の」「なに」を解決するのか。

これが整理できないと、解決に動いているのに、
何も解決できないというスパイラルにハマってしまいます。


自分の取るべきスタンス

当然、全ての問題を解決できるに越したことはありません。
ただ、制度的にも全部を解決できないことは多いです。

そこで自分の取るべきスタンスを明確にしておくことが、解決の糸口を掴むことにつながります。

今回のケースで言うと、
私のスタンスは、
「本人(お母様)の意向を最優先にすること」
でした。

このケースは家族それぞれが主人公になり得て、
それぞれの意向が強くありました。

その中で、誰を主軸にするのかを決めて、
そこから解決することで結果的にスムーズに解決に進めることができました。

まとめ

この話はよく、
「センターピンを見極める」と言ったりもします。

ボトルネックを取り除くなど、
解決方法はいろいろありますが、

「誰の」「何を」解決するのか。
自分のスタンスはどこなのか。

を明確にすることで迷走することは少なくなるでしょう。

この話が皆さんのお役に少しでも立てれば幸いです。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

この記事が参加している募集

#これからの家族のかたち

11,324件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?