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【管理栄養士解説】白いご飯を食べない!味付きご飯やふりかけとの付き合い方🍚

本日の子育てお悩み相談~白飯の食べ方~

今回の子育てお悩み相談のテーマは「白飯の食べ方」です。
保護者の方から寄せられたお悩みを見ていきましょう。

1歳の男の子の母です。
最近、白いご飯を食べなくなってしまい、いつも最後にご飯だけが残ってしまいます。
仕方なく炊き込みご飯や混ぜご飯にしたり、ふりかけをかけて食べさせたりしていますが、濃い味に慣れてしまうのが心配です。
おかずと混ぜて食べさせた方が良いのでしょうか。
通っている保育園でも白飯はあまり進んでいないようですが、どうしたら食べるようになるでしょうか。

管理栄養士の回答

今回のお悩み相談に回答するのは、管理栄養士の宍倉絵美です。

管理栄養士 宍倉 絵美
フリーランス管理栄養士。保育園栄養士を経て、現在はキッズアスリートの食事アドバイスや食育講師、コーチングを取り入れた減量サポートや健康分野のライター等で活動中。栄養教諭免許状あり。

白飯とおかずを一緒に食べる美味しさを伝えよう

1歳のお子さんとのこと、自我が芽生え、自分の食べたいものを自分で決め、行動できるようになってきているのですね。

私は白飯を食べないこと自体は問題ないと考えています。
大人でも、白飯とおかずを交互に食べて口の中で混ぜ合わせる「口中調味」という食べ方をしますよね。
味付けされていないご飯を咀嚼することで、ご飯本来の甘味やうま味を感じ、さらにおかずが混ぜ合わさることで味の広がりを楽しむという食べ方です。
子どもはまだその食べ方をするのが難しいため、ご相談者さまのお子さまも味付きご飯を求めるのかもしれませんね。

例えば、白飯の上におかずを乗せて、白飯とおかずが一緒に口に入るようにしてあげるのはいかがでしょうか。
実は、ご飯だけを食べる時よりも、おかずと一緒にご飯を食べる方が咀嚼回数が増えるともいわれています。
結果、唾液の量が増えて栄養素を吸収しやすくなったり、満腹中枢が刺激されて食べ過ぎを防げるようになったりもしますよ。
成長とともに、ご飯を食べてからおかずなどを食べるという三角食べができるようになっていくので、今は少しアシストしてあげましょう。

炊き込みご飯やふりかけとの上手な付き合い方

炊き込みご飯やふりかけも食べたくなりますよね。
毎食ではなく、たまの楽しみとして取り入れていったり、どうしても白飯が進まないときに取り入れるのはいかがでしょうか。
市販ふりかけの中には、子どもに不足しがちなカルシウムや鉄分を強化したものもあります。

これらを食べる際に注意したいのは、塩分の摂りすぎです。
味付きご飯を食べる場合は、おかずは普段よりも薄めの味付けにするなど、食事全体として適度な塩分量になるように調整してみましょう。

また、ふりかけばかり求められるのが心配でしたら、素材の味を生かした塩分無添加のふりかけや減塩ふりかけを選ぶのも良いですね。
塩分控えめなふりかけを手作りするのもオススメですよ。
鰹節や胡麻、昆布を使ったシンプルなものや、大根の葉としらす(桜海老でも)を炒めたふりかけも栄養素たっぷりで美味しいです。

どんな風に食べるとより白飯が楽美味しくなるか、ぜひお子さんと一緒に色々な方法を楽しんでみてくださいね。


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