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【管理栄養士解説】2方向からアプローチ!食事時間を決めつつ食べやすく提供しよう⏰


本日の子育てお悩み相談~食事時間が長い~

今回の子育てお悩み相談のテーマは「食事時間が長い」です。
保護者の方から寄せられたお悩みを見ていきましょう。

3歳の子供のママです。
ひと口食べるとずっと口の中でモグモグしていてなかなか飲み込まず、食べるのに時間がかかります
保育園に遅刻しないよう、何度も「早く食べよう!」などと声をかけるのですが、食べるスピードはあまり変わりません。
食べにくい物は出していないように思うのですが、食事の内容に問題があるのでしょうか。

管理栄養士の回答

今回のお悩み相談に回答するのは、四児ママ管理栄養士 戸田綾子です。

四児ママ管理栄養士 戸田 綾子

食べるのに時間がかかる子どもには、2方向からアプローチしていきます。

1つ目は、食事にかける所要時間を決めてしまいましょう

2つ目は、ひとつひとつの食材を少し食べやすく調理してみましょう。

そうすることで明確な目標が決まり、子どもは無理せずに食べることに取り組みやすくなるはずです。

食事にかける所要時間を決める

親から「早く食べよう!」と言われても、子どもはどのくらいのスピードで食べれば良いか分かりません
漠然と「早く」と表現されても、戸惑い萎縮してしまうだけなのです。
そのため、小さな子どもにも分かるように伝えることが大切です。
例えば、「時計の針がここにくるまでには食べ終われるように頑張ろう!」のように、視覚で理解できるような声掛けです。
または、大きめの砂時計などを使ってみても良いですね。

食材を少し食べやすく調理する

食材の調理法でおすすめしたいのは、

🌟小さめにカットすること
🌟食べる前にキッチンバサミなどで少し切り込みを入れてあげること

の2つです。
そうすることで、噛み切りやすくなり、いつまでも口の中でモグモグしている問題の解決に繋がりますよ。

上記の2点に気をつけてあげることで、子どもは少し食べやすくなった食材を、目標の時間を目指して頑張って食べるようになります。
さらに、「食べ終わったら遊ぼう!」や、「絵本を読もう!」や、「一緒にテレビを見よう!」などの声掛けも重要になってきます。
そして、子どもが頑張った後にはたくさん褒めてあげてくださいね
食事の時間は、1日に3回あります。
親子ともにストレス無く楽しい時間にしていけると良いですね。


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