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【管理栄養士解説】太ってる?食べ過ぎを防ぐためにも「噛む力」を育てよう🦷


本日の子育てお悩み相談~食べ過ぎ防止~

今回の子育てお悩み相談のテーマは「食べ過ぎ防止」です。
保護者の方から寄せられたお悩みを見ていきましょう。

1歳半の女の子の母です。
よく食べる子で、いつもおなかがパンパンになるまで食べています。
特に大好きなパンなどは、あっという間に食べてしまいます。
体型はムチムチですが、子供だからなのか、それとも太っているのか、判断が難しいです
食べる量を抑えた方がいいでしょうか。

管理栄養士の回答

今回のお悩み相談に回答するのは、わんぱくキッズのママ管理栄養士 齋藤 由紀子です。

わんぱくキッズのママ管理栄養士  齋藤 由紀子

1歳半の年齢だと個人差はありますが、
脳の満腹中枢が十分に発達していないことが多いので、食べたいという気持ちにまかせて食べすぎてしまうことがあります。
お子さんの身長や体重など体格によっても食べられる量は変わってくるので、まずはお子さんの体格指数を確認してみましょう。

肥満かどうか知りたい!体格指数「カウプ指数」とは

乳児や幼児の体格指数を判別するには、「カウプ指数」という指標を用います。
身長と体重を用い、次の計算式にあてはめます。

🌟カウプ指数=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)

数値結果はあくまで目安として考えましょう。
ここで基準より数字が大きい判定だと、食事量が多い可能性がありますので、見直してみてもいいですね。
男女差はないですが、年齢によって判定基準値が異なるなど、自分で計算して判断するには手間がかかります。
カウプ指数が計算できるサイトなどを利用するのがオススメです。

よく噛んで食べれば満足感アップ&食べ過ぎ防止に

食べ過ぎを防ぐためには、よく噛むことも大切です。
よく噛みながらゆっくり食べると満腹中枢が刺激され、満腹感を感じやすくなるのです。

厚生労働省が公表している『楽しく食べる子どもに~保育所における食育に関する指針』でも、1歳3か月~2歳未満児のねらいで次の2つを挙げています。

✅「お腹がすき、食事を喜んで食べ、心地よい生活を味わう。」
✅「いろいろな食べものを 見る、触る、噛んで味わう経験を通して自分で進んで食べようとする。」

1歳半の年齢だと、おおよそ上下の前歯が4本ずつと手前側の奥歯が生えそろってくる時期だと思います。
歯の本数が増えてくると、“噛む力”を育みやすくなりますよ。
さまざまな食材を食べやすくなるので、
お子さんの成長に合わせながら、柔らかいものだけでなく、食感のあるもの少し大きめの食材を出して、よく噛むことを伝えられると良いですね。
食事中に大人が「カミカミね~」「モグモグしようね」など声をかけて、誤飲や誤食に繋がらないように傍で見守ることが大切になります。
繰り返し伝えることで、ゆっくり食べることが習慣化され、食べ過ぎを防ぎやすくなります

お子さんの様子を見ながら、食事内容や食事量を調整してみてくださいね。


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