見出し画像

霧のない摩周湖、湿原と丹頂鶴、そしてメヌケ

はじめに

霧に抱かれて静かに眠る🎵星も見えない摩周湖にひとり♪で知られる摩周湖を筆頭に道東には素晴らしい風景があります。わが国が誇る地域と言っていいでしょう。
釧路空港が最寄りの空港です。羽田から1時間ちょっとで行けます。他に新千歳と丘珠から定期便が、そして中部と伊丹、関西からの季節便があります。

湿原

釧路空港から車を走らせるとすぐに湿原が現れます。釧路はアイヌ語でクスリと呼ばれていた地です。ちなみにアイヌ語は日本語と異なる言語ですが、アイヌ人は存在しません。北海道の先住民は本州から移動した縄文人であり、アイヌ人はいないのです。アイヌは北海道縄文人と東北縄文人が融合したのち、オホーツク人を吸収して鎌倉時代に形成されたもので、もともと日本人です。ニュージーランドにおけるマオリとはまったく異なる位置にあることは覚えておくと良いでしょう。アイヌといえば学費や旅費、その他の経費が税金からでている現状のうすら左翼の公金チューチューは阻止しないといけません。
釧路湿原は釧路川流域にあるわが国最大の湿原ですが、開発が進んだことで減少や乾燥化が進んでしまいました。それを危惧され、1980年に日本で最初のラムサール条約登録湿地となり、保護されています。しかしながら、太陽光利権にまみれた者どもは湿原に支那製パネルを設置し、湿原を破壊していることも知っておくべきでしょう。

雄大な釧路湿原

そうした現状であったとしても湿原自体は雄大です。ここは日本じゃないのではないかと思えるくらいの原野が広がっています。写真だけ見せて外国旅行に行ってきたんだと言っても誰も疑わないと思います。
湿原は釧路川とは切っても切れない関係です。

釧路川

屈斜路湖に源がある釧路川は悠々と湿原を流れ、太平洋に注ぎます。非常に美しい流れです。
また野生動物も湿原と切り離せないファクターでしょう。

蝦夷鹿

蝦夷鹿はたびたび見かけます。見てるぶんにはいいのですが、車にとっては危険です。こちらが車で近づいても鹿はぼーっとしています。そして間近になってやっと動きだすのですが、車から離れると思いきや逆に向かってくることがあるのです。スピードと車の大きさから危険がよめないのでしょう。大きい動物なので衝突すると車が大破されるくらいの重量とエネルギーを持つので、正面衝突は避けなければなりません。筆者はコネチカットで鹿と接触したことがありますが、かすったくらいだったので車がへこむくらいでした。正面衝突だったら重症か死亡していたかもしれません。鹿は馬鹿の鹿です。昔の人は適切な言葉を作ったんだなぁと思います。

丹頂鶴

そして釧路湿原の野生動物といったら丹頂鶴ではないでしょうか。

釧路市丹頂鶴自然公園の丹頂鶴

丹頂鶴は湿原をドライブしているとたまに見かけました。真冬が丹頂鶴の舞で有名ですが、夏でもいました。道東の丹頂鶴は渡りをしません。わが国は鶴にとってもそれくらい居心地がいいのでしょう。

摩周湖

湿原を北に進むと摩周湖があります。

青く蒼い摩周湖

引き込まれそうな青い摩周湖はカルデラ湖です。カルデラとは火山の噴火後に火口部が陥没してできた凹地で、そこに水が溜ってできたのがカルデラ湖です。摩周湖の火口壁は数百mもの高さに及び、その斜度はなんと平均45度。引き込まれそうになるわけです。流れ込む川はプランクトンなどが運び込まれないため、抜群の透明度と水深の深さが相まって、摩周湖独特の藍を流したような青になっています。この神秘的風景は世界に類をみないここでしか見られないものです。

釧路は魚

釧路はかつては北洋漁業でサケ、マス、スケトウダラで、200海里以後は近海のイワシで日本一の漁獲量を誇りました。いまはイワシが捕れなくなって低迷していますが、それでも魚の街です。

メヌケ

メヌケは釧路ではじめて食べました。ホッキ貝もうまかった。イカも大変結構で、さらにご飯を腹わたと出汁の残り汁に入れたしめは非常に美味しかったのです。

イカ丸、このあとご飯

終わりに

道東を訪れる人はそんなに多くないと思いますが、雄大な自然が広がっています。素晴らしいわが国の国土を体験するのに一生に一度は訪れるべき場所だと思います。
(Aug/2024)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?