始まりはストレスによる食べ過ぎでした。
こんにちは。
私が摂食障害になったのは、4年前でした。
当時の私は、高校1年生で、美容にとても力を入れていました。
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幼稚園の頃から周りよりふくよかで、その頃からずっと一般的に見て"ぽっちゃり"もしくは"デブ"と言われる体型だったと思います。
幼い時から人見知りで、中学校ではクラスの男の子たちが女の子に対して陰でコソコソ言っているのが毎日目に入ってきて、それを見ていることが耐えられず、そして私も体型のことや何か言われるんじゃないかと毎日怯えていました。中学2年生の時、社交不安障害と診断され、自分なりに頑張りはしましたがとうとう中学3年生の頃には保健室登校になり、そこから一気に2㎏ほど増えました。
そんなこんなで中学を卒業した私は地元の沖縄を離れ、母と2人で関西へ引っ越しました。
高校は人間関係を避けたくて通信制高校に入学しました。
入学した年はちょうどコロナで緊急事態宣言の頃で、その頃から色んなダイエット方法を試し始めました。
中学時代から色んな方法を試していましたが、何をやっても痩せず、高校では絶対痩せて可愛くなるんだ!とすごく意気込んでいました。
そして、そんな時バイトを始めました。対人恐怖がある中、それを克服しなきゃと焦ってまず接客業を。
バイトをすることで自分で自由に使えるお金が増え、スキンケアにこだわってみたり、おしゃれを今まで以上に楽しめたり、できることや楽しみが増え、ダイエットのモチベも上がり、気づけば4㎏程落ちていました。
私は、高校生になったら中学で迷惑をかけてしまった分いっぱい稼いで母に恩返しするんだ、と自分を追い詰めていた部分があり、次にケーキ屋さんの製造補助も始めました。
ケーキ屋さんを受ける前に受けていたコンビニも断れず同時期に3つ掛け持ちすることになりましたが、何連勤もしたり、1日に2か所行ったり、次第に自分のキャパを超えてまで働いてる自分が頑張れてる、嬉しい、もっと頑張らなきゃ、という思考になっていきました。
沢山"限界"というサインは出ていたはずなのに、それに気づくことができず、急に気持ちが保てなくなり、私はストレスによる食べ過ぎが始まってしまいました。
最初は、ただ夜ご飯の量が増えただけ。
次にバイト前の間食の量が増えた。
その次はお家にあるお菓子をずっと漁るようになった。
さらに、お菓子を沢山買い込んで1時間食べ続けたり。
最初は食べることで気持ちが軽くなって幸せでした。
けど、いつからか"食べる"ではなく"詰める"という義務的作業になっていました。
それから、当たり前に痩せた4㎏はあっという間に元通り。
お菓子だけだったものがご飯やおかずの量まで増え、それだけでは気持ちが満たされずコンビニでおにぎりとホットスナックを買ったり、酷い時はお弁当まで買ったりして、ただただ詰め込む毎日でした。
これ以上太りたくなくてどうせ食べちゃうからといって昼と夜を抜いてもそれ以上に詰め込んでしまうから意味がなくて、本当に地獄の毎日でした。
気がつけば、痩せた分の4㎏以上に増えていてMaxまでもう少し、その日体重計に乗って初めて泣きました。
美容にかけていたお金も、毎月気持ちとして母に渡していたお金も、全て食費に変わっていました。
美容に力を入れていた時、ニキビ1つなくて、透明感もすごくて、周りにも褒められて、自分でも楽しくなるぐらい綺麗だった肌も、そんな跡形もないぐらい汚い。
鏡を見ていると、自分が汚くて言葉にできないぐらい醜く見えて苦しかった。
これが私の摂食障害の始まりです。
「摂食障害」と聞くと拒食症を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、非嘔吐過食症だってあるのです。
甘えでしょ。じゃあ食べなければ。なんで我慢できないの。
と、沢山言われますがそれができたらこんなに苦しくありません。
痩せてるだけが摂食障害だと思わないで欲しいなとずっと強く思いながら毎日を過ごしていました。
正直、あの頃のことを思い出すのは4年経った今でも苦しいです。すごく怖くなります。もしバイトを無理していなければ、あの時もっと自分に優しくできていれば。今となっては何が原因かはわかりませんが、あの時摂食障害にならない道があったとするなら今でも戻りたいなと思います。
この当時はすごく苦しかったけれど、この病気と付き合っていく中でもっと苦しいことばかりで、摂食障害になったきっかけだから今でも苦しく感じるけれど、振り返ってみるとこの頃はまだまだ全然マシだったんだなって今では思います。。。