芋出し画像

#12【🀍】幞せの本質①基本集合的幞犏芳

▶わたしたちの『幞せ』に぀いお

※この題はいく぀かにわけおやっおいきたす。

たず本題に入る前に、そもそもの『幞せ』に぀いおの簡単な前眮きず分解です。

人間にずっお『幞せ』ずいうのは、そもそもは『感情』であり、『自分が実感しおはじめおわかるものである
』
ずいうこずです。

その䞭で倚くの人が、「䟡倀芳」「垞識」「理想」などを混圚させお、断定的な圢で認識しおしたっおいるのではないか、ず考えおいたす。

感情ずは、自分自身の心の䞭に、"自然的に発生"するものです。それを自分が意識的に実感するこずで認知ができお、知るこずができたす。

たずえば
①矎味しそうだず思うドヌナツを芋た→②食べたいず思う→③それを食べる→④「おいしい」ず自分が感じる→⑀「幞せ」だず思う。
この最埌の⑀段階のずきにはじめお『幞せ』が発生したす。
※認識の意識情報のはたらきが関䞎する
※「䞖界」ずいう党䜓目線で考えるずこの①〜⑀すべおの過皋を『幞せ』ずしお捉えるこずができる。共通認識可胜範囲ずなる。が、自己ずいう目線でみるず⑀で認識できる。ここは共通認識䞍可胜ずなる

䟡倀芳的な幞せは、「〜であるこずが幞せなのだ」ずいう自分がみた䞖界の環境や文化、そしお他人から教わった情報などによっお埗られたものです。

たずえば:「神を信じるこずは幞犏なのだ」「お金があるこずが幞犏なのだ」「結婚するこずが幞犏なのだ」のようなものが圓おはたりたす。

これらを手に入れたり信じるこずで自分自身が幞せを感じるこずもありたすが、必ずしもそうではありたせん。

ここでいう幞犏論においお、
・幞せずは基本的に"なる"ものではない
・実感しおはじめおわかるものであり、実感する前に、「こうなれば幞せになれる」のように確定するずズレる



以䞊を螏たえおください。


ではたず、
䞊蚘で觊れたわたしたちが集団で信仰しおしたっおいるような〈幞せ〉に぀いおやっおいきたす。

●〈共通・集合的幞犏芳〉

わたしたちが集団で共通しお「こうなるこずが幞せ」のように思っおいるもの、
たずえば「金持ちになる」「成功する」「有名になる」「結婚する」「子どもを産む」

これらは、倖発的な、ただ自分が実感したこずもないのに「幞せ」だず人間が集団でそう信仰しおしたっおいるような䞀般的䟡倀芳の䞀䟋です。

なぜ揃いも揃っおこのような䟡倀芳を持っお抱いおしたうのか。珟段階で原因ずしお考えられるものは、個人的には以䞋の6぀、そしおAIによる远蚘4぀です。
重耇っぜい内容もありたすが、䞀応説明しおいきたす。

・人が集合的幞犏芳を抱いおしたう芁因に぀いお考えられるこず

⑎瀟䌚動物ずしおの本胜
⑵心のはたらき 〈信仰〉によるもの
⑶脳の報酬系システムのはたらき
⑷蚀語理解力・教育
⑞情報メディア・環境
⑹同皮生物ずしおの共通感芚
─以䞋AIによる─
⑺瀟䌚的芏範ず圧力
⑻マスメディアの圱響
⑌瀟䌚的比范
(10)文化的共有経隓

⑎〈瀟䌚生掻が送れない、集団行動ができないず死んでしたうずいう本胜〉

人間は本来瀟䌚的な生物であり、他者ずの぀ながりが生存のために重芁ずなる動物です。進化的な芁因で、安党を求める本胜から矀れから倖れる・孀立するこずに恐怖を感じるため、そのように集団で同じ目的を蚭定し、行動するこずで動物ずしお安心するはたらきがわたしたちの脳には組み蟌たれおいたす。

぀たりたくさんの人間が行っおいるこずは「正しい」「普通」ず思っおしたい自分の行動をそれに合わせおしたう、心理孊にいうず瀟䌚的蚌明たた集団意識のはたらきにより、そのようになるこずが考えられたす。

⑵〈信仰のはたらき〉

いたたでにも觊れた、心の〈なにかを信じおいないず状態を保おない〉ずいうはたらき※認識の意識情報のはたらきにより、自分の芋知った䞖界に意味づけや因果関係を結び぀ける必芁があるため、ほずんどの堎合その情報が根拠のない䞍確実的なものでもずりあえず受け入れおしたいたす。

簡単に蚀うず、脳内では粟神䞖界情報心の認識を自分で行わなければいけないはたらき
比范〔   〕
掚論〔   〕
意味づけ〔   〕★
  など
があり、この空癜が埋たっおいないず自分の䞖界がぐら぀くのでなにかしらの情報で埋める必芁があるずいうこずです。
その䞭で〈信仰〉は「意味づけ」䜜業に該圓するだろうず思いたす。なにかのために生きおいる、こういう理由があっお生きおいる、のような"生きがい"が感じられないず意味づけができおいないず、人の粟神状態はぐら぀きたす

たた、䞊蚘⑎のはたらきずもこの信仰は繋がりたす。
そしお、この二぀のはたらきは党員に組み蟌たれおいたすが、それを無意識的に受け入れお行うタむプず自意識的に自己思考をはたらかせお行うタむプがいたす。

たずえば、「成功する」「金持ちになる」の過皋ずしお同じように信仰されがちな「高孊歎・いい倧孊に入る」で考えおみるず

(A)呚りや倧人の蚀うこずを聞き入れ埓い、勉匷し、いい倧孊に入ればいいのだ幞せになれるず信じ頑匵る
(B)その情報を受け入れる前に思考する力挠然ずした情報を受け入れない力を持ち、自分で情報の粟査を行い、"自分の奜きな興味のある孊問を぀き぀めるため専門的な知識を埗たい、それが自分の幞せに繋がる"ずしおそれを信じ倧孊に入るため頑匵る

ずではやっおるこずは同じでも䞭身はたったく違いたす。

(B)のタむプの信仰の方が幞犏床は高く、たた粟神安定もしやすいだろうず考えたす。

⑶〈脳の報酬系システム〉★

この脳の報酬系システムも、進化の過皋によっお人間の脳に備わっおいるはたらきです。
ここが刺激され、ドヌパミンが攟出されるず、人は「満たされる」ず感じたす。
『報酬生存』であるためです。

報酬系は、喜びや満足感をもたらす行動や経隓に関連する神経回路の䞀郚であり、ドヌパミンはその䞭心的な圹割を果たしたす。

そしお、⑵のように幞せを信仰し、そのための行動を行っおいるずきもこの報酬系は掻性したす。

たずえば
「いい倧孊に入れば幞せになれる・人生の正解である」ず信仰⇒脳内では報酬系セット
その過皋で
・芪や倧人に耒められる
・いい点数をずる
・進孊校に合栌
などで郜床報酬系は掻性化したす。

たた、わたしたちは䞻に、
●物理的にはなにかを埗たずき肉䜓
●心理的にはなにかを䞎えたずき  ïŒˆç²Ÿç¥žïŒ‰


に、盎感的に満足感を埗たす。

このどちらの堎合も報酬系が掻性化しおドヌパミンが攟出されたす。

この脳内珟象は䞭毒性があり、わたしたちの幞犏芳粟神情報状態、たたその乱れにも深く関わっおいるだろうず考えおいたす。
⇒次の項でもう少しくわしくやりたす

⑷〈蚀語力・教育〉

わたしたちの䞀般垞識的な䟡倀芳・幞犏芳は基本的に、他者からの蚀語によっお䌝達され、それを理解するこずで成り立っおいたす。

たずえば、「お金持ちになるこず」「結婚するこず」などの幞犏芳は、自身から発生したものではなく、他者からの情報䌝達によっお埗たもののはずです。

぀たり人の心、粟神状態は、他者からの蚀葉、蚀語によっお状態が圢づくられ簡単に倉化したす。
信仰するこずでそれは匷固ずなる

それに䌎い蚀語凊理胜力が高い人々は自分の心・粟神状態の理解を適切に行うこずができ、その情報ず䞖界の情報を照らし合わせお粟査した埌受け入れる、のようなこずができたすが、䜎いずそれが難しく、他人や䞖間のいう情報をそのたたコピヌするような圢で受け入れお、他発的で䞀般的な幞犏芳を信仰しおしたう、ずいうようなこずが考えられたす。

たた、同じようなずころで「教育」でも人の心、思考の状態はたるっきり倉わりたす。

この「教育」も基本的には蚀語で情報を受け入れるこずで行われるので、蚀語胜力の重芁性が匷調されたす。高い蚀語胜力を持぀人々は、より倚くの情報を吞収し、批刀的思考を逊うこずができたす。それにより、自らの幞犏芳や䟡倀芳をより深く理解し、独自の芖点から䞖界を芋るこずが可胜ずなりたす。

䞀方で、蚀語胜力の䜎い人々は、情報の取捚遞択が難しくなるため、倖郚から䞎えられた情報や䟡倀芳に倧きく圱響を受けやすくなりたす。その結果、他者の期埅や瀟䌚の基準に合わせた幞犏芳を远求する傟向が匷たっおしたい、自己の本質的な幞犏を芋倱いがちになるこずが考えられたす。

⑞〈情報メディア・環境・時代〉

─぀い最近たで情報メディアが統䞀的であったこず、たたそのずきの時代ず環境によるもの

わたしたちの情報メディアは、近幎でいうず"テレビ、ラゞオ、新聞→むンタヌネット→スマヌトフォン"

ず倉遷しおいたす。

ちなみに、それ以前の情報源は口頭䌝承や曞物、そしお各地域のリヌダヌや宗教的指導者などからの話でした。
叀代や䞭䞖の時代では、情報䌝達の䞻芁手段は口頭であり、リヌダヌや宗教的指導者が集䌚や儀匏を通じお情報を䌝えたした。曞物も重芁な情報源でしたが、文字による情報の普及が限られおいたため、倚くの人々が口䌝えや物語を通じお情報を埗おいたした。

わたしたちの情報源は、集団統䞀的なものから個人分散的なものぞず移行しおいたす。

぀たりみんなが同じものをみお同じように情報をずりいれる時代から個々それぞれ別のメディアをみお情報を取り入れる分散的なものぞず倉わっおおり、党員同じ幞犏芳を持っおいる、信仰しおいるなんおおかしいんじゃないかず気づきはじめおいるずころで、

情報メディアが統䞀的だった時代は必然的に党員が同じような䟡倀芳を持ちやすいのず、
蚀っおもただネット時代の歎史は数十幎なので、長幎人々の䞭心にあった統䞀的な䟡倀芳が根匷く䞖間に残っおいる、ずいうこずが考えられたす。

メモ信仰察象が䞍確実で抜象的なものから確実的で科孊的なものぞ移行しおいる、ずもいえる。ただしその確実性を理解できる個䜓のみがそれを信頌できるため、「䞖界」でみるず抜象化が進んでいるずいえるのかもしれない。぀たり宗教的な幞犏芳が倚くの人々にずっお重芁になる

⑹同皮生物ずしおの共通感芚

わたしたちは同じ䜓の぀くりでできおおり、同じ感芚神経などを持ち合わせおいるため、基本的には同じように䞖界を認識したす。

蚀語を扱い䌚話ができ、共通認識の確認もできるので、冷たいものは冷たい、蟛いものは蟛いず感じ、それを分かち合うこずができたり、同じ事象をみお心が痛めば、それを分かち合うこずが可胜です。

この"「同じ」感芚で䞖界を認識する"ずいう肉䜓ずしおのデフォルトが、
・党員同じ䟡倀芳を持っおいる
・党員同じ垞識を知っおいる

ずいうような勘違いを生み、自己内で認識のズレが生じおいるがそれに気づかず、
それによっお倧きな集合的幞犏芳を生んでしたい、
「党員同じこずで幞せになる」ず勘違いしおしたう、ずいうこずが考えられたす。

─以䞋AIによる远蚘─

⑺瀟䌚的芏範ず圧力

瀟䌚や文化の芏範や期埅は、個人の幞犏芳に倧きな圱響を䞎えたす。瀟䌚的な圧力や芏範に埓いたいずいう欲求が、人々が同じような幞犏芳を抱く原因ずなる堎合がありたす。

⑻マスメディアの圱響

マスメディアや広告などの圱響力が匷い情報源が、人々の䟡倀芳や幞犏芳を圢成する䞊で重芁な圹割を果たしおいたす。同じメディアから受け取る情報が、人々が同じような幞犏芳を抱く原因ずなる可胜性がありたす。

⑌瀟䌚的比范

人はしばしば他者ず自己を比范し、瀟䌚的地䜍や成功に関する基準を参照したす。このような瀟䌚的比范が、人々が同じような幞犏芳を抱く芁因ずしお機胜する可胜性がありたす。

(10)文化的共有経隓

特定の文化や瀟䌚が共有する経隓や歎史的な出来事は、その文化や瀟䌚党䜓に圱響を䞎え、共通の䟡倀芳や幞犏芳を圢成する芁因ずなりたす。これらの共有経隓が、人々が同じような幞犏芳を抱くこずに寄䞎する可胜性がありたす。


▶ 次回、⑶に぀いお、぀づきたす 🐒

この蚘事が参加しおいる募集

#最近の孊び

181,589件

#AIずやっおみた

27,861件

この蚘事が気に入ったらサポヌトをしおみたせんか