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【読書日記】人生から浮遊してしまいたくても続くのが人生
最近疲れが取れなくてですね、
人生ってなんだろうって考える前に
もういいんだけど…と逃げだしたくなって
たまらないんです。
でこの本を読んでみました。
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読売新聞連載なんですね。
今も続いている企画らしいです。
私は思うんですよ、人生を終わりにしてしまいたい瞬間、誰にでもあるのでは?
それって弱いことですか?違いますよね。
それでも人生は続いていく。それもわかっているんです。
だから、もがきながら。模索しながら。苦しみながら。または希望や何かの光に向かって。目標を見つけてそこに突き進む。
通勤の電車内で向かいに座っている人を見て
きっと何かしら抱えたり、幸せだと思うことも持っておられるんだろうなぁなんて思うこともあるわけです。勝手に共感。
この本は何かしらの理由で世間に注目された方が、それをその後の人生にどう繋いでいるのかを取材し、本人も語り、振り返っています。
家族を突然の事件ですべて殺害された方の言葉には、心を掴まれた気持ちになり、それはその人からしか出てこない絞り出された言葉だと、受け止めます。
この本は22人の人生を、注目されたことがあるけど、それによってどう自分の人生を生きているか、本人の言葉で語られています。
それを読者は受け止める。自分は高みの見物、ではなくて、同じ目線で。
だから読み応えがあると感じます。
ついつい人はうまくいった人の表面だけみて羨ましがるけれど、そうじゃないんだと気づきます。
苦悩の深さは本人のみが抱えているもの。この本はあらゆる経験の人たちを取り上げているので、多角的。でもその中に自分への言葉はたくさん見つかります。
がんばろう
なんて言葉はそこからは出てきませんが、
自分にできることを考えようと
そんな言葉がこの本を読んだ私から
抽出されました。
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