【死海文書】選べ。メッシが好きなのか、バルサが好きなのか。(後編)
だーーーーーいぶ前ですが、前編はこちら。
①『いつからバルセロナが強いと錯覚していた』
「だってCLめっちゃ獲るやん!!!」
「5回も獲ってるやん!!!」
獲ってますね。こう見たら強そうよね。
1回目(UEFAチャンピオンズカップ時代)、27年前の1992年まで遡る。ロナルド・クーマンの伝説フリーキックでサンプドリアに1-0。この年、リーガでは辛勝。奇跡の連覇を果たして2冠達成。
大事なことなのでもう一度言うと、「奇跡」だよってこと。現地バルセロナのカンプノウミュージアムでこのシーンの動画は家宝のごとくループされている。
以降、06年にロナウジーニョ覚醒の瞬間最大風速で1回獲り、09年・11年・15年と7年間で3回畳み掛けて獲ることになる。
特に3回目と4回目はサッカー史に残るであろう戦術的転換点、グアルディオラ政権である。
確かに「マジで」強かった。笑ってしまうくらい強く、何より美しかった。
11年に至っては、ユナイテッドが、アーセナルが、レアルマドリードが「もうやめてくれ」と言わんばかりに蹂躙される様が全世界に流れ、バルセロナというチームの戦術哲学が、技術を武装して全開で体現された。
恐らく、グアルディオラ政権からだろう。
「バルセロナ=強すぎ」
の構図ができあがったのは。
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