丸まる背中とわずかな抵抗
動画の中にいる自分を見て驚きました。いつも通りに座っていたはずなのに、背中は丸まり首は前に出て俯き姿勢。猫背の極みのような姿勢で座っていたのです。
"おばあちゃんみたい"とか"暗そう"とか言葉を用いれば色々と表現できそうなのですが、それよりまず先に、自分のことを「貧相」だと思ってしまいました。
やだやだやだ〜!前屈みの貧相な女の子なんてやだ〜。
そもそも、私が猫背になったのには立派な理由があります。
小学校3年生の健康診断で、身長・体重・座高…と身体測定をしたときのこと。お母さんに「聞いて聞いて〜!わたしね、座高がとっても高いんだよ!すごいでしょ!」とキラッキラの笑顔で自慢しました。
「う〜ん、そうね〜。高いのはすごいけど、足が短いってことにもなるね〜」と困ったような顔をした母を見て、座高の高さは自慢することじゃないと悟ります。
それまでは背筋をピン!と伸ばし、天から糸で引っ張られるように過ごしていたのですが、ちょうど、6年間続けていたバレエを辞めるタイミング、読書に没頭するタイミングと重なり、その頃から意識的に背中を丸めるようになりました。
一度丸まった背中を元に戻すには大変で。気がつけば寒い冬にはもっと丸まる猫背の私ができあがったのです。
やだやだやだ〜!貧相な見た目をモノにしたくない!と心を改め始めたのが、この姿勢改善ストレッチ。
毎日10分、時に肩と首がゴリゴリッ!と激しい音をたてながら、元の位置にあるべき部位が戻る感覚に感動しています。
昨日、ふと湯船に浸かっている自分の肩を見たら、前ほど内巻きじゃないかも、と気が付きました。これは、貧相な女からの脱却も目前だ!とニヤニヤします。
しかし、寒い日々に肩をくすめ、何時間もパソコンに向かっていれば自然と猫背に戻っていく。だって、猫背は楽なんですもん。20年近く私の背中は猫化していたので、そう簡単には抜け出せません。
果たして、毎日10分のストレッチは、私の背中から猫を追い出してくれるのか。もうしばらく頑張り続けたいと思います。
実は、猫背だけでなく全身の凝りにも悩まされています。よろしければ、覗いてみてください。
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