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ガチャガチャがやりたくて

SNSのアルゴリズムはすごいですよね。自分の好きなものや求めている情報が、当たり前のように提供されています。

先日、Instagramにていつも見かけない投稿を見かけました。ガチャガチャを集めている方の「買ってよかった!ガチャガチャランキング!」という内容です。

収集癖がなく、ガチャガチャにも興味がない私のInstagramに、なぜこの投稿があるのだろう。写真を横にスクロールしていくと、これか!と思い当たるものに出会いました。

それは「豆ガチャ本」です。

ガチャガチャサイズの本を初めて知り、なにこれ欲しい〜〜、とすっかり虜になりました。普段、読書に関する投稿を見ているので、今回の豆ガチャ本がアルゴリズムに引っかかっていたんですね。

ただ、実際に買いに行くかというと、そこまでの行動力はありませんでした。

しかし、数日後別のSNSで豆ガチャ本と再会します。noteでフォローしている川口竜也さんの記事です(突然の引用、失礼いたします!)

これはアルゴリズム関係ないぞ…。と偶然の再会に戸惑います。手元に欲しい気持ちが膨らんでしまうではないか、この気持ちの置きどころに悩んだ挙句「一度だけガチャガチャを探してみよう」と動くことを決めました。

近所にガチャガチャが集まるブースがあることは知っていたので、そこでなかったら諦めようと思ったのです。

早速、次の休日にガチャガチャタウンに行き、家族連れや友達同士の間をすり抜け、おひとり様で豆ガチャ本を探しました。


そして、なんなく発見。

こちらのシリーズ、読んだことがありません

どの色が出るかな〜、赤かピンクがいいな〜。

あか〜!

全部集めたくなる気持ち、わかる…。しかし、立ち止まってしまうのが、わたし。キリがないガチャガチャのお誘いにはのらず、この一つを胸に抱いて帰宅をします。ガチャガチャによる幸福感がすごかったので、文字通り、このボールを胸に抱いたまま帰りました。

豆本のページを捲ると、びっくりです。文字がびちーーっと並んでおり、細かいゴマが張り付いたみたいになっていました。

試しに、一章分を読んでみます。読めなくはないけれど、とにかく目が疲れてしまう。読み進めるのは厳しいなぁ、ぽーい!と本棚の横に並べました。

次の日、また次の日と過ぎていくと、我が家の豆本は、まるで昔からそこにいたかのように、小さいカラダでドスンと構えるようになりました。

大きなカラダに囲まれても堂々としている豆本は、可愛く愛らしい存在です。手に入れられてよかったよかった。




noteでは、週に1〜2回本の記録を書いています。

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