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新しい場に挑もう!

ウェブ小説系の記事で面白いものを見つけました。

今現在日本の文芸市場の半分はウェブ発の書籍が占められているという文章です。

なろう系の書籍化が多いなあと体感で感じていたのですが、まさか半分までとは思わなかったです。

まあウェブ小説からのヒットが多いのは当然なんですよね。

ウェブという荒波をくぐり抜けてPVを集めている小説が書籍化されているんですから。

すでにファンがついている状態で書籍化しているので、出版後のヒット率が高いのは当たり前です。

出版社の役割の一つがヒットする作品の選別だったんですが、ウェブ小説ではそれを大多数の読者がやってくれているわけです。

出版社の方々はちょっと複雑な気持ちかもしれませんね。

ウェブ発の小説が半分ならば、作家志望者はウェブ小説から出版を目指すという流れの方が自然に見えてきます。

でもこういう記事もありました。

ウェブ発ラノベ単行本と文庫ライトノベルの市場を合わせたライトノベル市場は2016年の302億円がピークでそこから止まっているという記事です。

純文学や一般文芸はさらに規模が小さい上に、もっと前にピークから下がっています。

なろうの力場の力が落ちたというよりも、読書を嗜むお客さんの数が減っているのが大きな理由でしょう。

日本で小説を読む習慣がある人ってだいたい40〜50人に1人ぐらいなんですよね。

濫読の世代といわれた団塊の世代の方々が本が読めなくなったりしてどんどん読書人口が減っているんですよね。

40人に1人を日本の人口に換算すると、最大値が300万人ぐらいですかね。

今ってミリオンセラーってほぼほぼ聞かないじゃないですか。最大値が300万だったら100万部売れる作品なんて出るわけがないんですよね。納得です。

一方作家や作家志望者って500万人ぐらいといわれています。

えっ、そんなに多いのって言われる方もいるかもしれませんが、なろうの登録者数が150万人で、登録作品が65万です。そう考えると500万人いてもおかしくはないです。

つまり供給が500万人で、需要が300万人。圧倒的な供給過多なんです。

さらに今はNetflix、YouTube、TikTokなどなど小説の読者を奪う暇つぶしがどんどん誕生しています。この需要はさらに減るでしょうね。

とはいえ小説はもっとも手軽に制作できるストーリーコンテンツでもあります。

この状態でちょっとでもヒットの確率あげるには、新しい小説投稿サイトを見つけてそこに挑戦するのがいいかもしれません。

今供給過多である『なろう』で投稿してもちょっとしんどいと思うんですよ。

YouTubeもそうじゃないですか。最初に投稿していたユーチューバーは先行者利益を得ることができましたが、もうプレイヤーが増えすぎた今参入する後発組はかなり大変です。

同じことが小説投稿サイトにもいえるんじゃないかと。だったらこれから登場する新しい小説投稿サイトでチャレンジするというのがいいですよね。

もちろんそこがぜんぜんだめっていうのがあるんですが、そのリスクはどんな分野にも存在します。

中国・韓国では有料小説投稿サイトが人気なんです。日本でも大ヒットする有料投稿サイトが今後登場する可能性もあります。

ここは人気出るんじゃないかという匂いを感じたらすぐに参入するフットワークの軽さが大事になりますね。


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