見出し画像

母親


母親は母親になれず──いやならず女として生きた。
自ら腹を痛み産んだ子供らを捨て愛する男の元へと行った。

例えその愛する男が自分の生活費を払わず母親に全て払わせて都合のいい時に母親を性欲処理として使う男だとしても母親はその男を愛してやまなかった。

そんな母親に異常な程までに執着する私は可笑しいだろうか?
愛して憎くて愛おしくて狂ってしまいそうだ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?