アンスクールを紐解く④ゲーム編(その2)
ゲームとYouTubeがもたらした想像を絶した影響をどうすればお伝えできるか。。。少なくともゲーム編(その5)まではありそう。
おうちに不登校の子供、引きこもりの子供がいてゲームが大好きで動画、アニメ、映画などが好きな子がいたら大喜びしてください。
子供が自分で教材を持ってきたようなものです。
百科事典を手に入れたようなものです。
<ゲームの効能・好副作用>
楽しい
興味深い
機敏な判断力
問題解決能力
思考力
手先の細かい運動能力
チャレンジ精神
諦めない精神
数学的理解
戦略構築
分析力
計画力
柔軟性
交渉力
応用力
集中力
調査能力
読解力
継続力
努力
最先端技術の認識・経験
美術
音楽
コンピューター・サイエンス
コーディング
ドキドキする
ハラハラする
一人でも複数人とでも遊べる
世界の裏側の人と遊べる
没頭できる
等々
<動画の効能・好副作用>
楽しい
興味深い
調査能力
分析力
理解力
情報収集力
研究力
文化
歴史
化学
科学
生物
動物
語学
エンジニアリング
あらゆる分野の最先端の情報
ありとあらゆることを学べる
機敏な情報収集
物事のつながりが見えやすい
世界中の情報が指先に
情報リテラシー
情報判断力
等々
アンスクール的視点でお話しすると、子供が好きなもの(この場においてはゲームや動画)に一緒に興味を持ってあげてください。「本を読んだ」と誰かが言えば「どんな本だったの?」というのと変わりません。
「どういうゲームなの?」から始めて子供が共有してくれることに興味と好奇心を持って色々たずねて子供のことを親が学んであげてください。
いや、親もコントローラーを持って一緒に遊んでみてください。
「え、あなた実はすごいじゃないの。。。」とびっくりするかもしれません。
子供が親に気兼ねなく興味に没頭できるとものすごい速度と深度で学習が発生します。たかだか数ヶ月動画を見るだけで1−2年分の読書量に匹敵するだけの知識を得ることができます。
アンスクールをすると親の指導のもとに学習をするわけではないので親としては子供の身についてる部分ってなかなか見えなかったり数値化できないので心配になるかもしれません。
でも興味と好奇心を持って子供と接しているとある拍子に子供がどれだけいろいろなことを知っているかを見せてもらえる時があります。
これを重ねていくと「子供はどれ位〇〇のことを知ってるのだろう」と探りを入れなくても「私が思っている以上の知識を持っているに違いない」と理解するようになります。
これは子供の自主性への尊重です。
子供は自ら学ぶ意欲と力を持っていると親は受け入れられます。
興味、意欲、好奇心、情熱は「好きこそ物の上手なれ」の背景にあるものです。
何かに『興味、意欲、好奇心、情熱』を持っていると『挑戦、継続、努力、苦労』がそうとは感じないものみたいです。だから上達も早いし何か光るものを持ち始める気がします。
興味、好奇心、情熱って人の個性のコンパスだと思うんです。
子供のうちから大人になった時の道を確定できる人はごく僅かです。
本当は誰もが個性のコンパスに従えばその人だからこそできること、才能を伸ばす努力ができるんだと思うんです。
だからゲームが好き、動画が好きっていうのは子供が興味を持っているからこそ何時間でも没頭できて、実は学びも起きていると見ることができるとゲームと動画というものに対して違った見方ができるのではないでしょうか?
去年の興味と今年の情熱が違ってもいいんです。
親にはわからなくても子供は個性のコンパスに従っているので子供には理屈が通ってるし、通っていなくたって次に没頭できるものが出れば万に一つの無駄もなし。
子供が大人になって振り返ったときにはさまざまな情熱ポケットを持っていていつどんな風に役に立つかわからない。
次回は三男がゲームを通して学んだことを書こうと思います。