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こうそ、しょくばい、婚活パーティ?

こんにちは。Rinnuです。
昨日投稿した自己紹介を早速読んでくださった方がいて、(あげてもスキ0人だろうと思っていました)こんな拙い文章でも読んでくださる方がいるのだなと…ありがたい限りです。ドキドキした気持ちになりました。

たくさんの記事の中から見つけて下さったあなたに心から感謝申し上げます。
お礼と言っては難ですが、本記事写真は我が家に来たばかりのそのちゃんです。
お納めください。笑

早速化学のネタを発信しようと思ったのですが、難しい言葉をたくさん出していくとビックリされる人も多いかな・・・と思いまして
初めは私の推し「触媒(しょくばい)」の話からスタートしようかなと思います。

結局難しい言葉使ってるやないかい!笑
と突っ込まれたそこのあなた、じゃあ「酵素(こうそ)」って言葉はご存知ですか?
名前は聞いたことがある方が多いのでは。

触媒とは少量で化学反応の速度を著しく増加させ、それ自身は反応の前後で変化しない物質である。

化学マスター講座 触媒化学 江口浩一編著 


引用の通り、化学反応のスピードをはやめたり、遅めたりすることができるのが「触媒」です。そして、生物の体の中で働く触媒のことを特別に「酵素」という名前でよびます。

実は世の中の化学反応の多くは触媒に支えられています。
アンモニアの合成、硝酸の合成反応などは高校化学でも触媒を使っていることを習ったりしますね。

でもなんで反応スピードが上がるのでしょうか。
婚活パーティを例にご説明しましょう。
(ちなみに、Rinnuは婚活パーティに人生で一度だけ行ったことがありますが、その話もいつかできるかな。。。笑)

結婚したい人は世の中にたくさんいますよね。
東京にも大阪にも、海外にももちろんいる。様々な嗜好の方がいらっしゃると思いますが、世の中の誰ともパートナーになれないなんてことはない。
でも結婚したいと思って街を歩いてみてもそう簡単に結婚相手が現れたりはしないですよね。

そこで、婚活パーティを開いたとします。
例えば結婚したいと考える男性と結婚したいと考える女性を一か所に集めたらどうなるでしょうか?集めるだけではなくてこれが「婚活パーティ」であるということを集まった人に伝えれば、みんな趣旨を理解して「どんな人が好き?」とか結婚相手を探すような話題をその場にいる人同士で出しやすくなるでしょう。そのうち相性が良かった男性と女性はお付き合いしたり結婚したりすることになるでしょう。

実は触媒は婚活パーティ会場のようなものだと考えることができます。
どういうこっちゃ、という方は下の絵をご参考に。

触媒表面上のCO酸化反応模式図

①世にふらふらしている出逢いたいもの同士を婚活パーティ会場に集めます。この図の場合は気体中に存在している一酸化炭素(CO)と酸素(O2)を触媒の表面に集めます。
②触媒表面上に集まった時にはみんな結婚しやすい状態(反応しやすい形)にしておきます。近くに結婚したい人同士がいるので、すぐにいい人見つけたかも!となります。一酸化炭素も酸素も反応しやすい形で触媒表面上にいるので、ぶつかりさえすれば反応します。
③無事にくっついた形で婚活パーティ会場を後にします。図だと二酸化炭素(CO2)になって触媒表面上を離れていきます。

実はこれが触媒の力です。(反応機構は反応によって様々ではありますが)基本的には反応しやすくなるかつ集まりやすい場所を提供することができるので反応スピードを早めることができるのですね。
何だ簡単じゃん、ちょっと面白いじゃんと思いませんか?
化学って難しいことばかりではないと思うのです。

ということで触媒のこと、少しは身近に感じていただけたでしょうか。
なぜ今日触媒と酵素の話をしたかというと、今後どこかでみなさまと猫ちゃんの体の中で働く酵素のことをお話していきたいなと思ったからです。
私も日々勉強、研究しながらのnote作成にはなりますが今後もお付き合いいただけると幸いです。

では、寒いですのでお体に気をつけて今日も良い1日を〜
こんな日は猫が沁みますね。😼

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