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涙が流れる時と、その終わり

私にとって「本当な」何かを感じた時。

悲しみや寂しさを知った時。

怒りや嬉しさを感じた時。

良いものに触れた時。

美しいものを感じた時。

表面的なものじゃなくって、

他人からは見えないとこにあるような、

いわゆるモヤモヤが、

ぴーんと心に触れた時。

そして特に言葉となった瞬間に、

涙が溢れ出る。


どんなに考えても、

どんなに想像しても、

その人の本当の気持ちはわからないものだと知った時。

自分の中に、少しばかりの、

だけど、ものすごくぎゅっと詰まっている優しさのようなものを感じた時。

今自分がいる重さを感じて、

自分の周りにいてくれる人の笑顔がふっと思い浮かぶと、

涙は止まらなくなる。


そして「ありがとう」って思う。

その気持ちが伝わることはあるのかと、

この私の中にある、ただひたすらに熱い何かが伝わることがあるのだろうかと、

切なくそう思う。

自分は自分。

他人は他人。

そう言い続ける自分だが、

やはり甘える心がここにある。

足りないもの。私には足りないものがある。

多分、みんな何かが足りない中を生きている。

生きるって酷だね。

でも、私の涙は足りないところを埋める力を持つ。


涙を流す瞬間に浸りたいだけなんだ。

そう思うと、心がすーっと元に戻っていく。

安心の瞬間、涙は止まる。


土曜夕方のピアノ🎵

「涙」で思い浮かぶことを書きました。『展覧会の絵』を作曲したムソルグスキーが、『涙』というピアノ曲を作曲しています。この言葉を書いた時には、ほとんど知らずにいた曲なのですが、とても「涙」らしい曲で好きです。良かったら、お聴きください。


※ いつも読んで下さる方、聴いて下さる方、ありがとうございます😊これからも音楽をお届けできたらと思っています。土曜夕方か日曜朝の投稿を考えています🎵

今日もありがとうございました🧡

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