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事実と解釈を分けるのは、大切な”心”を守るため。

気持ちを切り替えることは難しい。

仕事で一緒になった同僚の非協力的な対応にモヤっとなったり、何度も落っこちた試験のことを思い出して変に焦ったり。
「できて当たり前」みたいな空気が流れている中、自分だけがポカンと途方に暮れてヒヤヒヤしたり。


気持ちを切り替えて、「次いこう、次!」と前に進むには、とても時間がかかる。一度気持ちが落ち込むと、その嫌な気持ちを反芻して、目の前のやるべきことに集中できない。これが私の弱みのひとつだ。

事実と解釈は別物。パッと切り替えていきなさい。

他人に言われたこともあるし、自分が自分にそう注意することだって何度もある。でも、今まではどうしてもできなかった。

でも最近は、少しだけやりやすくなってきた気もする。
それはなぜか。


別に、どう感じどう思うかは個人の自由でしょうが。


そう素直に思えるようになったからである。


つまり、感情に飲み込まれることは良くない状況であるにせよ、「感情がそこにただ在ること」自体には罪がないということである。

もう少し詳しく言うと、

気持ちを切り替える=邪魔になりそうな気持ちを捨てる

のではなく、

気持ちを切り替える=いろんな気持ちの保存箱を増やす


ということである。


これまでのように気持ちを無理に消そうとすれば、その反動で気持ちの闇が大きくなり、その闇が「事実(ただそこにあるもの)」を飲み込んでしまう。支配してしまう。


これがまさに、私が前に進むための道を閉ざしてしまっていた原因だと思う。


消すのではなく、「疲れた」「無理」「しんどい」「やばい」…いくらでもいい。そういう黒っぽい気持ちを保存しておく箱を用意してあげてほしい。


※たとえば今日、リモートでグループワークをしている最中イライラを付箋に書き殴りながらニコニコしていた私のように。笑



仕事をこなすだけでなく、自分の心を守るためにも事実を解釈を分けた方が、ずっと気分が楽になる。

気持ちの切り替えが苦手な人は、まず、気持ちの保存場所を探してあげることから始めてみてはどうだろうか。



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