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みんなが生まれる確率~授業計画~

この本の中にみんなの生まれるまでの過程が書かれている。この本の中で先生が見た瞬間自然に涙がこぼれた写真がある。みんな、生まれてきた人は誰一人残らず、この過程を経て今のそれぞれの姿になっている。どうしてもみんなにその写真を見て欲しくてこの本を持ってきました。

そしてどうしても知って欲しいこと。「人間として生まれる確率」と入力して検索して出てきた記事です。
とにかく、奇跡に近い確率の中でみんなそれぞれが誕生したって事を言いたいんです。そしてみんなそれぞれとまったく同じ人間は決して存在しない。ずっとずっと過去も、これからの未来も。だから、みんなそれぞれのオリジナルの人生を精一杯まっとうして欲しいって心から願います。そしてそれは先生自分自身に対しても。

歴史はその奇跡が織りなした軌跡。この地球って言う星に当たり前みたいに住んでいるけど、この地球が出来たこともすごい確率の積み重ねの中でのこと。


そこの土台があった上で、今までの歴史が紡がれてきたって事を、みんなと一緒に観ていくのが世界史の授業です。

世界史に出てくるたくさんの登場人物、その人たちも、その奇跡の中で生まれてきて、軌跡を作り上げてきた。名前が残っている人ばっかりじゃない。名前の残っていない多くの人たちも歴史を作り上げる一翼を担っていた。そんなことを感じながら、少しでも自分事に近づけて歴史を感じてくれたら嬉しいなと思います。

そしてどうしても見て欲しい写真とみんなに聞いて欲しい言葉があるので、この本から引用します。

宇宙から地球を見ていると、この地球に生まれて死んでいった人々、現在生きている人々、これから生まれる人々を思う。そして、自分はその無数の人間のひとりであると改めて思う。次に考えるのは、私たちの存在は何かということであり、短い生を精いっぱい楽しみ、かつ十分に他と分かち合って生きるにはどうしたらよいか、ということである。
ロドルホ・ネリ=ベーラ
メキシコ

地球/母なる星

一杯いろんな戦いが繰り返されてきたけれど、そして今も続いているけれど、本来はみんなこの心を持っているはずです。未来を作っていくみんなは決してこのことを忘れて欲しくない。先生自身も忘れないでいたい。ついつい当たり前になって忘れがちになるけれど。自分の苦しかったり、悩んだりすることで一杯一杯になって、それがどうしたって思いがちになってしまうけど。

最初の一日か二日は、みんなが自分の国を指していた。三日め、四日めは、それぞれ自分の大陸を指さした。五日めには、私たちの念頭にはたった一つの地球しかなかった。
スルタン・ビン・サルマン・アル=サウド
サウジアラビア

地球/母なる星

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