【中古レザーを磨く】 前オーナーの歴史も受け継ぐメンテナンス
「履き込んだ靴も、しっかりメンテナンスしてあげると、新品以上に美しい姿を見せてくれるものです」。
最近、とある靴屋さんの取材に伺った時、印象に残った言葉です。
実物を見せてもらうと、確かに。
丁寧に時間をかけて履き込まれたアッパー部と、新品のように修理され凛としたたたずまいを見せる靴底。
ピンと背筋の伸びた紳士的なフォルムなのに、いかつい感じがしない。どこかやさしさい、深みのある美しいテイストに仕上がっていました。
編集しながらぼんやりと、「これって 革全般に言えることなのかなぁ」と思って頭の片隅にしまっておいたのです。
そんなことを思いながら、フリマアプリを漁っていたとき 見つけたのはタケオキクチのレザービジネスバッグ。(¥1,800-)
サムネイル時点では、乾燥でかなりくたびれ調子だったけれど、革の質自体は悪くないと踏み購入。やっぱりあまり手入れはされていなかったけれども、乱暴に使われていたわけではないようで、しっかりと型も残っていました。
ニュートラルのクリームを塗りこみ、ブラシで磨いてあげるとみごとに艶がよみがえってきます。
まえのオーナーの歴史もしっかり刻み込まれたレザー。これからどこへ連れて行こうか、迷ってしまいます。
ときおり休ませながら、革の調子を整えて行きたいです。
1円玉に両替して貯金します!!