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苦い思い出となった母の日。

毎年母の日が来ると、いろいろと感じることがある。

街中「おかあさんありがとう」
の文字や商品や広告で溢れるこの季節。

まるで「全員がそうでしょ?」って言われているような。

わたしにとって、母の日は母の死を境に
少し質感が変わった。

母が旅立った翌年の母の日はつらかった。

「ありがとう」ってメッセージが
送れないことがかなしかった。

SNSなどで上がってくる
みんなの投稿を見るのが切なかった。


そこで、はじめて知った。


「母の日ってみんながみんな幸せな気持ちになる日ではないんだ」ということを。

あれから数年。
だいぶそれにも慣れたことに、今度は父が旅立った。

ということで、今年は、母のお仏壇に供えてもらっていたお花を受け取ってくれる父もいなくなってしまった。


そんな今年の母の日。

アメリカでは「Happy Mother's Day!」と、お店の人も、学校でも、どこでもみんなが声を掛け合う。

そして、母の日のランチビュッフェとかもあって、行ったことがないけれどなんか今年は行ってみたいな!と思い旦那に「こんなのあるけど行ってみたい!」とちょっと勇気を出して伝えてみた。


しかし、

「あ、俺その日から出張やわ。。。」

と返ってきた。


そのとき、わたしがしたこと。

ココロをグッと固くし「感じない」ようにした。

そして、

「そっか!」

と言った。

たぶん、これをありありと感じてココロのままに口を開いたら、涙が出ちゃうし、困らせちゃうって思ったから。

無意識にやっていた。それは母の日当日までずっと。そして当日を過ごして、自分がそうしていたことに気づいた。

「仕事だし。」

「東海岸まで移動は1日がかりだし、
日曜出発なのは仕方がない。」

「気にしてないから、大丈夫だよって
思わせないと旦那が罪悪感を感じてしまう。」

わたしの育ってきた背景にある思考パターンである。働いている男の方が偉い、立場が上である、仕事よりもわたしは自分が下にいると思い込んでいるやつ。


母の日当日、なんでそれに気づいたか。

息子が「おかあさん、母の日だからおかあさんの好きなことしていいよ!お買物とか行っていいよ!どこでも付き合うよ!」と言ってくれた。

やさしい子だなぁと思ったけれど、頭の片隅では「いやいや、一人で二人連れてあちこちいく方が大変やし。。特に下の娘は今欲しい欲しい時期でお店なんて連れてったら大変。疲れたと言って歩かなくなるし、絶対わたしが疲れるやつ。。」など考えていた。


でも、またそこでわたしは息子のやさしさと思いやりに応えようとしたのだ。出かけなくてもいいのに。

そして、行きたいところをちょっと無理やり探して、心は乗らないままカフェとショッピングモールへ行った。


街ではお母さんたちが花束を持って歩いていた。
写真スポットではおばあちゃん・おかあさん・孫と写真を
撮る人たちがいっぱいいた。
三世代でランチを楽しむ人たちがいた。

そんな人々の笑顔や声にほっこりしたり、ちょっぴりギュ…としたり。

わたしは息子に聞こえないように、
小さなため息を何度もついていた。

若干イライラしている自分もいた。
イライラの奥は「悲しみ」や「寂しさ」だ。

そこでやった気がついた。

けれど、またそこで再びココロを固くした。
こんなところで涙が出てきたら大変だ。

子供たちも困るし、子供たちのわたしのための好意が悲しい思い出になってしまう。そしたら、彼らは毎年母の日に思い出してしまう。


そのあと、やはり娘のあれほしーこれほしーが始まり、疲れたー抱っこーが始まり、なんとも言えない気持ちで帰ってきて、すごく疲れてしまった。

帰ってきたら帰ってきたで、

あぁ、洗濯しなきゃ、
あぁ、夕飯作らなきゃ、
明日のお弁当にごはん炊かなきゃ。。


息子に「おかあさん、今日は楽しかった!?」とキラキラした瞳で言われ、ちょっとだけ正直に言った。

「楽しかったよ、でもちょっと疲れちゃったかな。」

息子の顔が曇る。

「え、でも楽しかったでしょ?カフェ行けてお買い物できて、楽しかったよね??」

わたしはまた、

「うん楽しかったよ、付き合ってくれてありがとね。」

と自分にウソをついた。


ココ、わたしの課題だなって。
だから旦那さんには正直に伝えた。

そしたらことの重大さに気づいたようで、

「ごめん!どこかで一人時間つくるから!」

と。

いや、一人時間が欲しいわけじゃないだよね。
わたしは家族とのほほんと過ごす時間が好きなのだ。彼にとってはゴルフや飲み会や一人で出かけるのが大事だから、わたしもそうしたいと思っている。これ何度伝えても伝わらんやつ。笑

わたしにとって、家族が同じ空間でリラックスして、お互いの存在を感じながら、呼吸を感じながら、エネルギーを感じながら、安心して、

「ただそこにいること」

がとても大事なニーズなのだ。


と、、、

今、書いていて、、、


これもわたしのトラウマかもしれないって気づき、、、
パソコン画面に向かって目を見開いているナウ。。。


家族が同じ空間でリラックスして、お互いの存在を感じながら、呼吸を感じながら、エネルギーを感じながら、安心して、ただそこにいたかった・・・


あぁ、これちいさい頃のミユキが叶えたかったことだ。。


ぬぁーーーー、ココロの旅に終わりはない。笑


でも、コレ、めちゃくちゃ大きなのに出会えたな。

このちょっと苦い思い出となった2022年の母の日が、どうやらまた未来を大きく変えそうだ。

またひとつ、わたしは新しい自分への一歩を踏み出すのね。


すると今、この体験をさせてくれた、旦那と子供たちに今度は不思議と感謝が湧き起こる。なんだかここまで書いてものすごくスッキリしている。

こんな風に乗り越えていける『ココロのヨガ』の叡智に頭が上がらないのです。笑

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【世界初!全米ヨガアライアンス認定!
『ココロ』専門ヨガインストラクター】

♡音の瞑想(サウンドヒーリング・マントラ瞑想)
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この3つの叡智をもとに
Mind Yoga Instructorとして活動中!
(体を使わない「ココロ」のヨガです)

心が変われば、世界が思いやりと
あたたかさに包まれていることに気づく。

Mind Yoga Instructor
Miyuki

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ココロとつながる空間


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