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子どもの尊厳を守る

「マルトリートメント」
聞いたことはあるだろうか?


初めて知ったのは数年前。
「子どもの脳を傷つける親たち」
という本を読んで、
驚くほど私に当てはまった。


一年前に転院し、再度心理検査をした。
自身が発達障害のような気がしたから。


結果はADHDだった。
心理検査の際、幼少期の様子なども
親からヒアリングするのだが、
母は私を発達障害と思ったことは
一度もないと言う。


確かに幼い頃は何に関しても
周りの子よりできる方だった。


コミュニケーションの面でも
特に困ったことはない。


どちらかと言うと
先生の話を聞く優等生。


ではいつから発達障害の要素が
現れたのか?
小学校に入ってからだろうか?


調べたところ発達障害にも
「先天的」「後天的」があることに
辿りついた。


私は明らかに「後天的」な
発達障害だったと思う。


慢性的に心が不安定だと
異常な行動が現れる。


家の中が争いばかりで
常にストレスを受け続けていた。
子どもの脳はストレスに弱い。


あの頃は母から「早くしなさい」
と言われることが多かった。


学校の課題なども
とにかく早く出すのがいいんだと
とても汚い字で早く出すことだけに
焦点を当てていた。


今思うと、気になる行動は
小学生の頃から現れていたが、
30年も前の話なので、
今ほど支援も少ない。


もう少し早く支援を受け
寄り添ってくれる大人に出会えてたら。
と思うことは今でもある。


そう考えると今はサポートしてくれる
大人と繋がりやすい時代。
時代は変わったなと感じ、
そのことは素直に嬉しい。


だがそれでも支援まで辿り着けない子も
いると思う。


そういう子にとっては
毎日が絶望の日々だと思う。


周りにいる良識ある大人が
「あれ?」と少し気になる子へは
声をかけてあげてほしい。


大人からの声かけに
あまり反応しない子。
笑顔の少ない子。


よく笑うはずだった私も
10歳の頃には笑顔もなく
目は死んでいました。


その時大人から優しい声を
かけてもらうことがとても嬉しかった。
涙が出そうになることもあった。


優しさに飢えていたんだと思います。
事実は小説より奇なり。


ガザ地区での戦争が始まり、
パレスチナの歴史に触れ
ラジスラーニさんとアミラハスさんの
存在を知りました。


当事者として人としての尊厳を
訴えていく。


私も自身の経験から
子どもの尊厳を守りたい。


「今できること」を
一つ一つ重ねていきます。


最後までお読み頂き
ありがとうございました。


りんご🍎


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