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教育と福祉は違う‼︎

私は、大学生の前で福祉の話をする機会が年に数回あるが、まれに福祉に対して超意識高い系の学生が存在する。

「すぐに起業したいんです。今、教育や心理学勉強をしていて、児童福祉の◯◯なところに社会的課題を感じて、こんな仕組みを作ったら、◯◯になると思うんです」

「それで質問なんですけど、教育と福祉の違いってなんですか?」

少し悩んだあと、こう回答した。  

教育はティーチング

福祉はコーチング


教育の目的は、できないことをできる人が教えを通じて、できるようにしていく仕組み。

一方で福祉の目的は、できることに目を向け、相手が自分の舵で、可能性の範囲を広げていけるように、後支えする仕組み。

福祉はお世話とか奉仕といったイメージが強いが本質的なことでいうと、少し異なる。

福祉は、どうやったら、どんなことができるのかをクリエイティブに考え、実行していくプロセスが結果を導く。

パズルのように答えに合わせるような仕事ではなく、LEGOブロックのように自由に色や形を組み合わせていくイメージ。

人の生き方の指南書があるわけではない。

できることはないか、ほかに方法はないか、これ増やしてみたらいいかも、これ減らしたらいいかも、入れ替えたら...

だから福祉はオモシロイ‼︎

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