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イケてるキャリアウーマン次女

「人はなんで地球に生まれたん?」と僕が即答できない秀逸な問いを投げかけたのは、我が家の次女。

当時小学2年生だった彼女は、大人が羨む程のポジティブ思考者。

「できると言ったら、できるんよ」

ティモンディの高岸さんがまだ今のようにTV出演される前から、この調子であった。

たまに算数の勉強で「わからん」と涙することはあるが、基本的な生き方はコレ。

そんなある日、いきなり「ねぇ、父ちゃん、私、逆上がりできるんよ」とプロセスの共有すらすっ飛ばす報告を受けた。

どうやら、逆上がりに挑戦したいと思い、友達のやっている様子をみて、「鉄棒に身体を近づければ回れる」ことに気づき、そこから鉄棒につかまっての懸垂のような筋トレを自分なりにこなし、間もなくして、逆上がりができるようになったらしい。

実はこの考え方、OODA(ウーダ)ループなのだ。 

これはアメリカ空軍で実際に取り入れてられた世界最速の思考法。

みる、わかる、きめる、ためすの4つをループさせることで、わずかな時間で意思決定できる、今ビジネス現場で活用されている考え方なのである。

わずか8年しか生きていない生き物が、こうもハイスタンダードな生き方が出来ていることに感服する毎日。

余談だが、次女が「今日ね、休み時間に、透明人間と鬼ごっこしたんで」とケタケタ笑いながら、ひとりで運動場をかけ回ることもあったようだ。

もはや彼女はイケてるキャリアウーマンを超越した存在になっている。

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