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お菓子の缶と現実と...


お菓子の缶。
お菓子が入っている缶。
中身が無くなれば、ただの缶。
空いた缶に小物を入れれば小物入れ。
お金を入れれば貯金箱。
思いれのあるものを入れれば宝箱。
缶自体は変わらないのに名前が次々と変わっていく。
何が入っているか、何を入れるかによって変わっていく。
現実もこれと同じ。
現実そのものはただそこに現れているだけ。
それを観察する人間に何が入っているかによって現象が違って見える。

どんな観念が入っているか、
どんな認識で世界を見ているか、
見方によって幸せな世界にも不幸な世界にもなる。
観念が変われば世界が変わる。
世界を変えようとするから難しくなる。
お菓子の缶からお菓子を取り出すように、
自分から観念を取り出していく。

最後に残された缶。
ただの缶。
その缶から「缶」という認識、言葉すら取り除く。

最後に残された自分。
その自分から「自分」という認識、言葉を取り除く。
全てを取り除いた先に残った「それ」。
「それ」こそが真実。
「それ」こそが全て。


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