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「好き」が詰まった喫茶店


決して声を大にして言わないけれど

貯金もがっつりしていて
高学歴人材もたっぷり輩出している
香川県

調べれば調べるほど
有名な文豪や芸術家も
たくさん輩出していることが分かり

なんとあの空海も香川県出身とのこと

わたしがもし香川県出身だったら
初めましての人には思いっきりドヤ顔で

「わたし出身地、空海と一緒なんです」


思いっきり自慢するところですが

そこは腹の中を直ぐには見せない
香川県民の皆さま

恵比寿様のような和かな
「良い顔」を浮かべながら
あけっぴろげに自慢するようなことは
しないのでしょう

そんな香川県は高松の街中にある
ある喫茶店を訪れた時のこと

お店の名前が「珈琲と本と音楽」
というだけ

店内には所狭しと並べられた本と
心地よい音量で流れているBGM

メニューには

「ヘミングウェイが愛したモヒート」や

名作のワンシーンに出てきたサンドウィッチなど

読書好きには
よだれがでてしまうほど
たまらないお店

もちろん店内は本を片手にコーヒーを飲んでいる人や
ジブリ作品のワンシーンに出てきそうな感じの
美味しそうなトーストを分け合っているカップルなど

年齢は違えど
文学が大好きそうな人たちが集まっていて

店内には何とは無しな
心地よい「共有感」が流れている

決して広いとはいえないカウンター席の店内で
お互いの距離感に気を遣いながら

隣に座っている人がどんな本を読んでいるんだろう…

とチラチラっと動かす目線や

「こちらの作品のこのシーンで出てきたカクテルです…」



本を開きながらカクテルの説明をするバーテンダーさんの声を
横で聞き耳立てながら

「…あのシーンで主人公が飲んでいたカクテルか…」

と想像しているっぽい人がいたりと

なんだかとっても

平和

そして

なんだかとっても

エモい

こういう
お店側もお客さん側も
お互いの「好き」を思いっきり共有できる場所があって

そこでお互いWin-Winな
ちゃんとしたビジネスをしていけるって

こんなに理想的で素敵な世界
最高じゃん

もっと「好き」と「好き」を繋ぎ合える世の中になったら
世界はもっと幸せになるのになあ…

みたいな

とめどない事を思いながら開いた
ヘミングウェイの短編集

この中に書かれていた
世界大戦を生き延びたアメリカ文学の父が残した言葉が

「今はないものについて考えるときではない。今あるもので、何ができるかを考えるときである。」

アーネスト・ヘミングウェイ

そうか
わかったよ
ヘミング先生

他人がどう思おうとも

自分の「好き」を誠意一杯発信していくことが

今わたしができることなのなんだね!?

ヘミングが創作したというカクテルを
ぐいっと一口飲み込んで

次のNoteの投稿は
何を書こうか創作に耽った
わたしなのでした


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