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子どもと一緒に過ごした時間はクリエイティブそのものだった

(本日は無料記事です)

私は子どもに便乗して、自分だけでは絶対経験できなかったであろうことをいくつも体験しました。

人生を二度生きたような気がしています。

とにかく子どもが面白くて、目が離せなくて、あちこちくっついていって顔を出して、一緒に楽しませてもらいました。今も付き合いが続く友達も増えました。私は生まれ育った土地で子育てをしていません。見知らぬ土地で一から知り合いをつくってきました。最初は不安しかありませんでしたが、なんとかなって、大人になって友達がこんなに増えたのは、子どものおかげなんです。

子どもの方は、多少?かなり?うっとおしかったのではないか…と気にならないこともありませんが、やらない後悔よりやる後悔!ということで、こんな人を母に持った運命には目を瞑ってもらっています。娘と息子には、ごめんねよりありがとうを。

仕事はしていなかったけれど、子育てしていたことで、社会とつながっている感覚がありました。自分自身が、子どもと一緒に過ごすことを、こんなにクリエイティブなことは他になかなかないと思っていました。物は考えようなのだと思います。

子どもと一緒に過ごしていなければ、見えなかったこと、聞こえなかった声、感じなかった気持ち、たくさん経験させてもらいました。

私のような専業主婦として子育て期を過ごす人は年々減っているし、少数派なのだと思います。

ただ、考え方の問題なので、子どもと一緒に暮らすことがクリエイティブになる人とならない人…これは仕事をしているかしていないかは関係ない気がしています。

心持ちの話です。

じゃあ、誰でも気持ちを切り替えれば楽しく子育てできるのか?話はそう簡単でもなく、いろいろな要素が重なり合ってくると思うけれど、大事な要素として「仲間」の存在が必要だと思うんです。

子育てはみんなでするとすごく楽になって楽しいものだと私は思います。それは、物理的な面と精神的な面の両方が揃わないとうまくいきません。片方だとダメなんです。立場も年齢も問わず、少数精鋭よりも、薄い関係から濃い関係まで、なるべく多くの「仲間」がいるといいのではないかと私の経験からは思っています。

子育てが大変という話を耳にすると、胸が痛みます。駆け寄ってハグしたい。ひとりじゃないよ。

孤独に子育てする人が減りますように。

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