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【読書メモ】細谷功『「具体⇔抽象」トレーニング』43

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読書メモ

第6章 言葉とアナロジーへの応用

  • 言葉で「目的に応じて切り取る」

    • 言葉でどのように「目的に応じて切り取られる」のか

      • 演習問題
        →人物のイラストの描写をどう描写するか

      • 状況に応じて無意識に「切り取る属性」を選んでいる
        →言葉は「砂上の楼閣」以下の存在

  • Beef or Chicken

    • 牛肉か鶏肉か
      →料理の属性を表す「軸」として機能している

    • 人に置き換えても同じことが言える
      →「レッテル貼り」のメカニズムにもつながっている

感想

「目的に応じて切り取る」とは、「文脈に合わせて属性が切り取られて抽象化される」と言い換えることができると思います。よく使われる語ほど多義的ですが、その語の意味は、文脈において一義的に決まるものだと思います。

レッテル貼りに関しては「一般化」の問題と同じ原因を持っていると思います。ある属性で切り取り、具体を捨象し抽象化することが一般化と定義できます。「◯◯というものは、……」という理解の仕方をしていたら、眼の前の具体ではなく、抽象化した概念で人・物・事柄を捉えています。そうなったとき、眼の前の具体的に存在する人・物・事柄を見ているようでみていない可能性が高いので、ちゅういしたいものです。

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