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【読書メモ】アクセンチュア 消費財・サービスグループ著・上原優編著『外資系コンサルのリサーチ技法(第2版) 』29

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『外資系コンサルのリサーチ技法(第2版) 』目次マインドマップ

読書メモ

第2章 10のリサーチ技法②『情報をつくる編』

  • アンケート調査

    • ステップ③:アウトプットイメージを明らかにする

      • アウトプットイメージは調査票を設計する際の指針となる

      • ルール:実査前に分析グラフのイメージとメッセージの仮説を持つ

        • アウトプットイメージ:「どんな設問をどう分析してどんなメッセージを出すか」という仮説

          • 課題設定力と分析力がものをいうステップ

          • 具体的なグラフイメージとメッセージ仮説まで準備する

    • ステップ④:調査票に落とし込む

      • どう聞くかで、調査の有効性が大きく変わってくる

        • ルール:一般的な設問、簡単な設問から始める

          • 消費者が答えやすい設問から入ったほうが最後までしっかり答えてくれる

          • 各設問の回答に影響を及ぼす余計な情報を回答者に与えない

        • ルール:枝分かれ設問を多用しない

          • 基本的には1回に留める
            →多用するとサンプルサイズがどんどん減ってしまうため

          • 全体のサンプルサイズに余裕を持っておく

          • 全体調査対象者のうち、商品の経験者が2割り程度と想定される場合には、500サンプル必要(経験者を100サンプル確保しようとする場合)

        • テクニック:選択肢の切り出し方にこだわる

          • 目的、仮説に合わせた括りや切り出し方にする

感想

アウトプットイメージといっても、限られた設問数で何をどう聞くかを考えるのは、なかなか難しいことなのかもしれません。

アンケートは個々の設問をどの流れで聞くかが重要で、ランダマイズで回答者ごとに設問の順番を変えて回答させることもあります。(ランダマイズは、設問だけでなく、選択肢の順番も回答者ごとに変えることも指します)

設問の内容や順番で、回答を誘導してしまうことがあるので、注意を払う必要があります。仮説をもっていると、自分の仮説に寄せた設問文を無意識に作成してしまうので、なかなか気が付きません。

一般的な設問、簡単な設問から始めるのは、当たり前のことなのかもしれません。最初から考え込む設問があると、離脱してしまう回答者が多く出て来ると思います。

たかがアンケートされどアンケートで、きちんとした分析に仕えるアンケートにするのは、手間のかかることだと思います。

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