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【読書メモ】山野弘樹『独学の思考法』21

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山野弘樹『独学の思考法』目次マインドマップ

読書メモ

第2部 応用編 ― 独学を深める三つの「対話的思考」 第8章 他者に合わせた「イメージ」を用いる ― 対話的思考法のステップ3

  • アナロジー:「類比」「類推」などと訳される言葉
    →すべてのメタファーは「アナロジー」の関係を見つけることによって発明されると言える

  • 本章では、アナロジーを「共感の手段」として用いる
    →相手の状況を自分ごととして捉え、共感することができる手段

  • アナロジーの四項関係

    • 他者(A) ― 他者の身の回りの状況(B)

    • 私(C) ― 私の身の回りの状況(D)

  • 「他者に共感する想像力」を補佐する技術として、「アナロジー」の考え方を導入

  • 相手が置かれている状況や環境についての知識が端的に不足しているせいで、そうした状況に追い詰められている他者の心情を想像することに失敗している
    →他者の言葉を手がかりにしつつ、他者の状況に類するような事態を、自分の身の回りに起こりうる状況として考えるのは、大変有効な手段

  • アナロジーにも限界がある
    →不適切なアナロジーの使用に注意しなければならない

    • 相手と自分の間の隔たりがあまりに大きすぎて、アナロジーが見つけられないときもある

    • 「自分にとっては取るに足らないような状況」を誤って類推し、相手に状況に当てはめることで、むしろ無理解を広げてしまう可能性すらある

  • 他者に共感する感性や他者に対する想像力を、決して手放してはならない

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