現代の"呪い"とは
こんにちは、国武りんです。
今回は「現代の"呪い"とは」というテーマでお話ししていきたいなと思います、よろしくお願いしまーす!!
参考にさせていただいているもの
・尾原和啓さんの本「モチベーション革命」
・山口周さんのvoicy「呪いについて」
・「人に迷惑をかけるな」と教える日本人 しかし、インドでは…
では本題です。
呪術廻戦が好きなみなさんは、’呪い’という言葉が身近にあると思いますが、この’呪い’は別にスピリット的なものでもなければ、宗教的なものでもありません。現実に確かに存在するものです。
呪いの定義は「人の行動を縛るもの」だとパブリックスピーカー山口周さんは仰います。
その典型的な例が日本の公共施設によく書いてある「禁止命題(〜するな)」
例えばトイレを使おうとしたら目の前に「汚さないでください」とか、公園にて「タバコは吸わないでください」とか、コロナ禍で至る所で見受けられる「マスクしてください」「手を消毒してください」。
これらは全て人間の行動を縛るものであり、よって呪いとなります。
そしてさらに実社会以上に呪いに強い矢印が向くのがSNS。
Twitterなんかを見たら一目瞭然ですよね。
呪いはこんな感じで、特にSNSというものが普及した現代では、至る所に存在します。
その中でも今回主題にしたい呪いは日本特有(?)の
「他人に迷惑をかけるな」
です。
僕らは小さい頃から「他人に迷惑をかけるな」と呪いを吹き込まれ続けてきました。
この呪いは、染み付いてしまうと自分のやること全てに対して'他人軸'を持ち込んでしまうという影響を持ち合わせています。
自分が何か行動するときに「他人に迷惑がかからないかな?」と考えたり、新しいことにチャレンジしようとした際に「失敗して誰かに迷惑かけないかな?」と考える癖がついてしまいます。
そうなると、自分のやりたいことよりもそれ以上に他人に迷惑がかからないかどうかで行動するか否か判断するようになっていきます。これはもはや誰の人生かわからないですね。
そしてこの癖が行き過ぎると今度は自分だけでなく他人に対しても「迷惑をかけるな」とアンガーマネジメントに失敗して怒ってしまうのです。
典型的なところでいくと「マスク」。
電車の中でマスクをしていない人を見るとついついイライラしたりじっと見つめてしまう人は、この呪いに縛られている典型的な人です。
この呪いが生み出したものが「世間」です。
社会(society)と世間は違います。
前者は個人の集まりで形成された集団、後者は集団を優先した個人の集団です。
集団を優先するとはまさに「他人に迷惑をかけるな」精神であり、マスクとか手を消毒とかみんなと同じ行動を取るとかはまさに世間の行動様式であり世間のcode(記号)です。
「他人に迷惑をかけるな」という呪いは日本では特にものすごい強いですが、落合さんの言葉を借りるなら
「生きてるだけで何かしら迷惑をかけている」
のが生き物であり、人間であります。
どこまでいっても誰かに迷惑をかけないのは無理ゲーであって、迷惑をかけない精神はかなり自分の人生に自分で制約を課してしまいます。
個人レベルでもそういった悪影響があるし、もっと大きな共同体という観点から見ても、「ミクロはマクロを変えられない」ことは複雑系科学で実証されているし、堀江さんを逮捕してしまうとか挑戦者を袋叩きするといった、間違ったことをするよう誘うこの呪いは、共同体の進歩を遅らせます。
いいことないし普通に考えてばかなので、この呪いを解く必要があって、その時に役立ってくれるのがインドの教えです。
インドは古くから、「君は迷惑をかけて生きているんだから、せめて他人の迷惑に寛容でいなさい」と教えられます。
’教えられる’と良いように表現しましたが、見方を変えればこれも’呪い’です。「人の迷惑に寛容にならない」という選択肢を奪う点では。
しかし、この呪いは個人にとっても、社会全体にとってもいいことがありそうです。そう考えればこれは呪いではなく祝い、人類の味方とも言えます。
今回の記事の主張は「インドの教えを大切にしよう」ということではなく、「気づかないうちにかかってる呪いがあるよ」ということです。
そしてその呪いがあなたを苦しめている可能性が大いにあるので、まずは呪いというものが確実に存在していること、そして自分がかかっていないか振り返ること、そしてもっというならあなた自身が誰かに呪いをかけていないか振り返ってほしい、この3点を持って帰っていただけたら幸いです。
やっぱ学びは偉大だ。
最後までお付き合いくださりありがとうございました、ぜひおすすめ記事もチェックしてやってくださ〜い!
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