育児「休暇」ではなく「休業」。フツウのオトコは取らない?(取れない?) 【理想育街研究所】ReportVol.4

今回は、私が住みたい街を探すきっかけとなった本と、イクキュー(育児休業)という社会保障制度をご紹介したいと思います。

また実際に、昨年の夏に小学2年生の息子と二人で沖縄県のある村に1週間ほど滞在したのですが、そのときの様子もお伝えしていきたいと思います。

私がこの本と出会ったのは東日本大震災の直後で、放射能汚染に関する情報が錯綜している時期でした。
国が発表している情報だけでは、家族、特に生まれてくる子どもの健康を守れないと強く感じていました。

とはいえ、地方公務員である自分にとって住む地方は決まっています。すぐに転職するという選択肢も現実的ではありません。
そんな中、男性でも育休を積極的に取得するようにという案内が職場で回覧されていました。

ちょうど世間ではイクメンという言葉が流行ってきており、育児に関する制度も改正された時期で、産前産後の母親をサポートするために父親が休暇を取得するよう推奨されていました。

※本文は、紹介文の下に続きます。

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子どもと住んで愉しい街とは、大人にとっても退屈なものではありません。
子どもには分からない裾野が広がっており、循環する歴史の中で形成されて
いるため、むしろ大人にこそ魅力的であるといえます。
…どんな人にも子ども時代があり、成長過程でそれぞれの体験という歴史が
あります。これは、あまりにも身体に染み込んでいるため、生半可な
座学では上書きできません。
自分を中心とした既成概念について、ただ経験の多い人は既にあるものを
疑わず、経験の少ない人は比較対象を考える時間が無いのです。
当研究所では「住む場所」という(その人にとっての)世界の中心を考える
きっかけを提供します。
ぜひ人生の中で一度立ち止まって考えてみてください。====================================================

今年中に執筆する予定の項目を順不同で列記してあります。
日々研究内容は更新されていくので、毎週増減があると思います。
興味のある分野がありましたら、是非チェックして下さい。
支持が多い記事から作成していきたいと思います。
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・自宅…意識されていない世界の中心
・考える時間の必要性
・男性の育児休業取得という潮流
・家を持とうとしている人へ
・家づくり、断熱の重要性と最低基準
・サッシも有機溶剤も声の大きい人達が国の基準を決める?
・「ふつう」というどこにも存在しない幻想
・進路を考えている人へ
・就職を考えている人へ
・まちづくりという視点。主役はだれですか?
・法律面からのまちづくり
・どういうまちに住みたいですか?
・日本の行政にとってのボランティア
・海外の事例・・・ドイツの場合
・教師としてやりたいこと求められること
・フルタイム以外は半人前?
・全人教育って知ってますか?
・ランチは学校で?自宅で?
・地域の住民同士をつなぐもの
・学校に求めるものは何ですか?
・学校教育と社会教育との連携
・子どもを通しての地域間交流
・30年住んで地域貢献しても余所者扱い
・新興住宅地…並の田舎より不便な場所
・色気のあるまちという考え方
・住みたい街を探してみよう
・どういう基準で探すか

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【理想育街研究所】ReportVol.4

 育児「休暇」ではなく「休業」。フツウのオトコは取らない?(取れない?)

※冒頭からの続きです。

5日間の休暇はもちろん有給休暇であり、給料は満額出ました。
さらに調べてみると、子どもが1歳になるまでの育児休業中は、給料は出ませんが、健康保険から給料の約66%程が支給されるとのことでした。
さらに!ボーナスこそ出ませんが、「給付金」として支給されるため、税金と保険料の支払いが不要となります。
結局、プラスマイナスで7割ほどの収入が確保できそうでした。

さらにさらに!制度が改正される前は、夫婦のどちらか1人しか育児休業は取得できませんでしたが、改正後は、夫婦2人で同時に休むことができるとのことでした。

2020年現在は、給付率などがさらに改善されていると思いますが、男性の長期の取得はまだまだ珍しいようです。
やはり、収入が減少してしまうのと、昇給や出世に影響する懸念、男性の育児への関心の低さもあるかも知れません。

私ももちろん気になりましたが、震災直後という社会的背景の後押しもあり、勢いで夫婦揃って1年間の育児休業を取得することに決めました。

男性の長期休業は根回し等が中々大変で、詳しく書くと長くなりますので、ご要望がありましたら、また詳細をレポートしたいと思います。

さて、本の紹介ですが、著者の能勢さんは、田舎への移住に先立って短期(1ヶ月ほど)のプチ移住を推奨されています。
やはり、そとから観るのと、実際に生活してみるのは大きく違います。自分との相性もあるでしょうし、自然環境や住民との人間関係も重要です。
能勢さんは、人生の後半の夫婦での移住を検討していらしたので、子連れ世帯とは視点が違うと思いますが、プチ移住先の探し方などを参考にさせて頂きました。

一番良いなと思うのは、「子連れの旅行を兼ねて」体験できることで、この8年間、様々な地域へ行って来ました。
その経験も今後レポートしていきたいと思います。

次回は沖縄編の予定です。


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