ダブル・ファンタジーを読んで
村山由佳さんのおいしいコーヒーの入れ方シリーズが好きで、高校の頃に読み漁っていたんだけど、それは幼なじみ同士の純愛が描かれていて。
高校の図書室には途中までしかなくて(当時はそこまでしか出版されていなかったのかも)卒業すると同時にその後は読まなくなってしまったな。
久しぶりに村山由佳さんの本を読みたくなって、ダブル・ファンタジーの上下巻読みました。昔、WOWOWでドラマ化されていたみたいで、BOOK・OFFにあったのは表紙が水川あさみ!そして田中圭も出てたんだー、若い!見てみたかったー!
※以下、ネタバレありますー!
脚本家の主人公がいろいろな男性と関係をもつ話なんですが、もう表現が生々しくて、でも直接的な表現は少なくて、文章の素敵さに惚れ惚れする。女性向け官能小説にもなるねって思う。
主人公の気持ちの描写が上手で、男に捨てられた時、ダメだってわかってても女々しくもすがりつきたい時、逆にこっちの気持ちがふっと冷めた時、ああもう分かりすぎる…どのパターンもきっと、ある程度大人の女性なら経験してるはず。
あとは官能的なシーンも、そうそうって思いながら読む。一番印象的だったのは、無理やり突っ込まれる感じの例えとして、
目玉に乾いた指を突っ込まれてグリグリされる感じ
うーわ、めっちゃ分かる!と思った。ほんとその感じ。それぐらい痛いわー。
男性諸君は覚えといてくださいね!笑
でも大事なタイトルの意味については、私の頭では理解が及ばず…どこがダブル??ファンタジーっていうのは主人公が脚本家だから、作り話っぽい意味合いがあるのかなと思うけど…ううーん難しい。
時間をおいて、もう1回読み直そうかなと思います。
だから読んでる途中は、最後どうなっちゃうんだろ??と思ってましたが、最後は主人公が愕然とするというか、自分の思ったようにはならない、という所で終わってしまって、私の火種もくすぶったまま終わりました。自分でもどんな結末を望んでいたのか分からないから余計にモヤッと。
私は多分どんでん返しとか、スッキリした終わり方が好きなんだと思う。読み手に考えさせて終わりとか、あまりしっくり来ない。考えられない頭の悪さもあるけど、だから、読んだ本の結末を覚えていないことがほとんど。まあ記憶力が良くないってのもあるけど…
今回のも私の記憶に残らないパターンだ!
途中好きだったのになー。
私の読み方が良くないのか。でも、好みってあるからね…まだ私には難しい。
村山由佳さんのまた違う作品も読もうと思います!
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